内容説明
巨大な蛇ウィルム。その巧妙な罠によって残忍な悪が生み出される。やがて、平和に暮らしていた弱き動物たちと悪との壮絶な戦いがはじまった…。『小説「聖書」』の著者ワンゲリンの代表作。全米図書賞受賞。
著者等紹介
ワンゲリン,ウォルター[ワンゲリン,ウォルター][Wangerin,Walter M.,Jr.]
アメリカの神学者で文学者。最近まで牧師をしていた経験もあり、大学教授でもある
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感想・レビュー
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きゅー
1
かなり宗教色の強い物語だと思ったが、やはり作者は神学者だった。人間がおらず動物しか出てこないからファンタジーっぽい感じがするが、これは完全な宗教本だと思う。なぜか絶対的な悪がいること、善と悪の対立、神を信じることと希望、不信、与えられた使命、罪と罰、悔い改めること、などなど。クリスチャンではなくても考えさせられることの多い本だった。人によっては若干説教臭く感じられるかもしれない。でもちょっと笑えるところもある文章で、物語にも引きつけられてぐいぐい読めた。満足な読後感。2021/06/08
メズゾース
0
使命について考えさせられる。しかし、死についての答えはない。2013/03/21