感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひほ
24
オイルショックや地震の後の混乱の様子を思い出しました。人はパニックに陥ると何が本当に大切なのかが見えなくなってしまうものなんですね。いつでもどんな時でも自分を見失うことなく自分らしく生きることの大切さを感じました。2014/06/10
Cinejazz
18
〝木彫りの小人<ウィミックス>たちが住む村では、箱集めがブームになって「おれの新しい箱、見たかい⁈」自慢話に花が咲いていた。「負けたくない」と、たちまち、村中がもっとたくさん、誰よりも多く手にしたい‼と考えるようになった。 そして、前作『たいせつなきみ』のパンチネロまでもが、自分を見失ってしまい・・・〟「ほんとうに大切なものとは?」・・・すっかり忘れてしまったパンチネロに、生みの親のエリは、再びやさしく話しかけるのだった。2025/02/23
なま
11
★4.3 小人のウィミックが住む村で箱とボール集めがはやってた。みんなはただ集めて楽しんでいたが、ある日一人がまっさらぴんのピカピカ小箱を手にいれると我も我もとより良い物や量を競う様になっていき、主人公のパンチネロも大事な本や家を売り小箱やボール集めに没頭していく。大切なもの、幸せとは何だろう?と自分の行動を一度立ち止まり気づかせてくれる。シリーズ2巻目は作り込みが過ぎて1 巻のシールの方が個人的に好きかも。他者を俯瞰して見比べるシーンが私が好きなエリっぽくないのかなぁ?13分。2024/10/09
ヒラP@ehon.gohon
10
社会心理学を学ぶ学生にとってもとても解りやすい教科書のような絵本です。 価値観の創造、オピニオンリーダーと群集心理。 しかし、そう難しく考えなくてもこの絵本は、人間の心理を単純化して表現してくれました。 人間の価値観ってなんだろうか? 箱やボールを集めることを自分はしないけど、同じようなことって結構やっています。 ただの紙切れを集めたり、コレクションを集めることが生き甲斐になってきたり、義務感になってきたり、強迫観念になってきたり、最後には生活を破綻させてしまうほどの魔力を持ってしまったり。 2009/12/03
みぇい
7
『たいせつなきみ』が良かったので、こちらも借りてみました。こちらも一人でも多くの人に読んでもらいたい。2014/06/26