内容説明
罪におののく魂と復讐を誓う心が交錯する。五感で読める旧約聖書のハイライト。
著者等紹介
村田美奈子[ムラタミナコ]
1936年群馬県前橋市生まれ。日本女子大大学院卒。明大前「朝顔教会」教会員。大学受験生のための「ルツ英語教室」を浜田山で主宰
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感想・レビュー
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ころりん
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これは未読だけど、やっぱり読みたいと思ってた本。日本人女性ならではの感性で読み解いてくれる、ダビデ物語。 先週も、「人間の本心は、自分の家族にこそ現れる。甘え、支配、同一化。親しいからこそ、深い問題が起こる。「母の愛の美化」は止めよう」みたいな説教をした。ダビデを見るとつくづくそう痛感。 子を叱れない。次々に妻をめとって満たされようとする。挙げ句、人妻を孕ませ、隠蔽工作の大量殺人。煮え切らない彼の生き方は、「家族という病」の典型。 でも、聖書はそれを隠さない。失敗を通して砕かれてこそ、ホントの人生だと。2015/04/18