出版社内容情報
《内容》 急性上気道炎をはじめとする小児感染症の特徴について解説しながら,西洋薬と漢方薬の選択基準を提示.傷寒論と感染症の理論的関係をわかりやすく解説しながら,Evidenceに基づいた治療を提示し,実践的な漢方処方のコツを簡潔に記述. 《目次》 小児感染症の特徴 小児感染症の動向 東西医学の選択 小児の漢方医学的特徴 壊病について 発熱と脱水に対する考え方 傷寒論と感染症 傷寒論による感染症の進行 陽病について 陰病について 六病位の寒・熱の深さ 「系統病位」と「個体病位」 感染症における併病 急性上気道炎(カゼ) カゼを早く治すとはどういうことか カゼと季節の関係 夏カゼ・インフルエンザ カゼに対する漢方薬治療の最近の考え方 カゼの予防 カゼに用いられる薬方の解説 冬季嘔吐下痢症 冬季嘔吐下痢症とは 五苓散の注腸 漢方薬の威力 大人の嘔吐下痢症の場合 冬季嘔吐下痢症で用いられる薬方の解説 流行性耳下腺炎(ムンプス) ムンプスとは 小柴胡湯の使用成績 麻疹(はしか) 現代医学的な考え方 漢方医学的な考え方 升麻葛根湯を使用した成績 他の漢方薬(白虎加人参湯) 麻疹の特性と漢方薬 麻疹に用いられる薬方の解説 水痘(水ぼうそう) 現代医学的な考え方 漢方医学的な考え方 漢方治療の実際 突発性発疹症 現代医学的考え方 漢方医学的な考え方 白虎加人参湯の有効性 突発性発診症は陽明病経証か 突発性発疹症と解熱剤 細菌感染症 百日咳 肺炎
目次
第1章 小児感染症の特徴
第2章 傷寒論と感染症
第3章 急性上気道炎(カゼ)
第4章 冬季嘔吐下痢症
第5章 流行性耳下腺炎(ムンプス)
第6章 麻疹(はしか)
第7章 水痘(水ぼうそう)
第8章 突発性発疹症
第9章 細菌感染症