出版社内容情報
《内容》 エビデンスに基づいた歯科医療を進めるうえで,また口腔保健を向上させるために,社会学と心理学および行動科学の基礎的な技術と知識を身につけることは,これからの歯科医療従事者にとってきわめて重要な課題. 患者さんの行動,心,痛みを理解し,そして人間そのものを理解する「人間科学」が,いま歯科医療人には求められている.人間を知り,社会を知るための世界的名著「Achieving Oral Health:the social context of dental care Third edition」の完訳版.    
《目次》
●第一編 歯科医療の社会的背景 
◆第一章 歯科医療の新しい課題 
口腔保健の向上 
本書のねらい 
◆第二章 口腔の健康とは何か
健康の定義 
口腔が健康であるとはどのようなことか 
口腔保健の多様性 
社会階層 
口腔保健を確立するための歯科医師の役割 
まとめ 
実践のためのヒント 
●第二編 歯科医療における臨床心理 
◆第三章 なぜ歯科医療は不安を生じさせるか 
不安とは何か 
不安の原因 
まとめ 
実践のためのヒント 
◆第四章 不安をどう軽減するか 
モデリング 
不確実性の軽減 
情緒的支援
リラクセーション 
認知的アプローチ 
どの方法が有効か 
まとめ 
実践のためのヒント 
◆第五章 痛みのコントロール 
痛みの経験 
痛みを測定する 
痛みの緩和
まとめ 
実践のためのヒント 
●第三編 歯科医療とコミュニケーション 
◆第六章 何が歯科医療を妨げているか  
プロフェッショナルケアとセルフケア 
健康時行動と不調時行動 
いつ、どの歯科医院を受診するか 
歯科医師とストレス 
まとめ 
実践のためのヒント 
◆第七章 セルフケアをどう支援するか 
保健信念のモデル 
教育的アプローチ 
動機づけアプローチ 
歯科診療室における効果的な予防歯科プログラムをデザインする 
まとめ 
実践のためのヒント 
◆第八章 特別の配慮を要する人々とのコミュニケーション
高齢者の特性
障害者の特性 
精神保健に関わる問題 
歯科矯正治療 
まとめ 
実践のためのヒント 
◆第九章 コミュニケーションとインフォームドコンセント  
コミュニケーションとは何か 
コミュニケーションスキルをどう教えるか 
歯科医療における倫理的課題
まとめ 
実践のためのヒント

              
              
              
              
              

