一から学ぶ歯科医療安全管理

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  • サイズ B5判/ページ数 179p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784263455869
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 今日,病院・医院の信頼性を維持するうえで医療安全は避けて通れず,診療規模の大小を問わず医療安全体制の整備は社会からの要請.臨床実習や臨床研修の場では安全管理は必須となっている. 本書は,歯科における医療安全を学術的に偏ることなく,想定事例を用いて,現場で実践されることを編集の第一に掲げ,第1編では,医療安全にまつわる用語を最新の厚生労働省の見解に基づきわかりやすく解説し,第2編では,起こりやすいインシデントや有害事象(アクシデント)について,想定事例を挙げながら原因や対策を述べた.    

《目次》
●第1編 基礎から学ぶ安全管理
◆第1章・医療事故とは
1.医療事故の概念
2.医療事故の原因
◆第2章 医療安全対策とは
1.歯科での医療事故の現状
2.安全で質の高い歯科医療
◆第3章 事故ゼロへの取り組み
1.リスクマネジメントとリスクマネジャー
2.意識改革―責任追及から原因追求へ
3.システムアプローチ
4.医療事故防止マニュアル
5.インシデントの報告制度
◆第4章 事故発生時・事故発生後の対応
1.危険の回避
2.救急処置・蘇生
3.報告ルート
◆第5章 感染事故ガイドライン
1.院内感染とは
2.院内感染管理の基本
3.外来院内感染で注意すべき疾患
4.感染対策の実践
◆第6章 インフォームドコンセント・接遇
1.インフォームドコンセント
2.患者中心の医療
3.接遇
◆第7章 研修医制度と安全対策
1.卒前の教育
2.卒後の教育
●第2編・事例で学ぶ安全対策
◆第1章 治療室(外来)
1.誤飲・誤嚥
2.部位の間違い
3.軟組織の損傷
4.装置や器具の破損
5.取り残し
6.迷入
7.誤薬
8.局所麻酔による偶発症
9.鎮静法による偶発症
10.全身状態悪化
11.患者対応(介助)
12.歯科材料の取り扱い
13.衣服の汚染・損傷
14.機器の誤操作
15.レーザー治療
16.技工物
◆第2章・薬剤
1.誤処方
2.誤調剤
3.持参薬
4.保管・管理,医薬品情報
◆第3章・手術・麻酔
1.患者誤認
2.体位
3.全身麻酔
4.器材・器具の取り残し,破損
5.輸血・輸液
◆第4章・検査・放射線
1.血液検査
2.生理検査
3.病理検体
4.エックス線検査
◆第5章・病・棟
1.転倒・転落
2.病院食
◆第6章・感染事故
1.針刺し事故
2.MRSA感染事故
3.肝炎ウイルス感染事故
◆第7章・病院管理ほか
1.接遇
2.書類管理
3.守秘義務
4.その他コラム
参考文献・参考
索引

目次

第1編 基礎から学ぶ安全管理(医療事故とは;医療安全対策とは;事故ゼロへの取り組み;事故発生時・事故発生後の対応;感染事故防止ガイドライン;インフォームドコンセント・接遇;研修医制度と安全対策)
第2編 事例で学ぶ安全対策(外来治療;薬剤;手術・麻酔;検査・放射線;病棟;感染事故;病院管理ほか)

著者等紹介

海野雅浩[ウミノマサヒロ]
1968年東京医科歯科大学歯学部卒業。1995年東京医科歯科大学歯学部教授。2001年東京医科歯科大学大学院教授

小谷順一郎[コタニジュンイチロウ]
1973年大阪歯科大学卒業。2002年大阪歯科大学教授

渋井尚武[シブイナオタケ]
1969年日本歯科大学卒業。1973年日本歯科大学大学院修了。2002年日本歯科大学歯学部附属病院教授

森崎市治郎[モリサキイチジロウ]
1974年大阪大学歯学部卒業。2000年大阪大学歯学部附属病院教授
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