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信頼に基づいた安心・安全の歯科医療 - 初診からメインテナンスまで

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  • サイズ B5判/ページ数 206p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784263441930
  • NDC分類 497
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 患者さんを中心に置いた歯科臨床・歯科医院とは何か,どうあるべきかについて,渾身の力を込めて披瀝した著者畢生の一冊! 50年に及ぶ著者の歯科臨床経験が結実!
●臨床家として50年間,第一線で活躍する著者が,その臨床のすべてとともに語る歯科医療観・哲学は新しい歯科医療を見すえた歯科臨床の実践のためには必読である.
●初診から歯周外科,補綴処置,メインテナンスまで,臨床の先端知識・技術まで取り込んだ臨床対応,最長35年の臨床記録など,学ぶべき臨床の内容は深く,そして広い.臨床ビギナーには心強い指針を,経験を積んだ中堅の先生には復習と補強の素材を提供!    

《目次》
●はじめに
1)いまどんな時代か
2)私が本をまとめ,セミナーを開く気持ちになった理由
3)患者さんたち,多くの師,先輩,友人,歯科業界の人々,代々のコ・ワーカーたち,家族への感謝
●I.私の歯科医療観
1.歯科医療とはどのような仕事か―私たちの仕事
1)医療の基本
2)医療における科学(サイエンス)と技術(アート)
3)根拠に基づいた医療(EBM)
4)医療の質と医療機能評価
5)臨床家のEBMとは
6)健康と病気
7)病(illness)と疾患(disease)
8)個体差,個人差を考えた個別の医療
9)キュアからケアへ
10)歯科と医科
11)口腔の健康と全身の健康を考えた医療
12)歯科疾患の特殊性とその本来の仕事
13)疾患と障害
2.私たちの患者とは―私たちの目的
1)個人医療から家族単位の医療へ
2)臓器医療から全人医療へ(従来の医療と全人医療)
3)患者さんの性格とその対応
4)医療における父子主義とヒポクラテスの誓い「医は仁術」
5)新しい患者―医療担当者の関係
3.理想の歯科医院とは―診療所の受け入れ体制
1)私が考える医療姿勢と倫理観
2)確固たる診療所の姿勢(office policy)
3)患者さん,原因指向型,問題解決型医療
4)患者さん,医療者とのチームワーク
5)患者さんの受け入れ体制
●II.私の臨床 初診からメインテナンスまで
4.初診
1)電話の応対
2)初診時の対応
3)緊急処置
5.診査
1)初診時の歯科診療記録
2)初診時の診査
3)特に必要な診断の補助診査
6.診断,治療方針,治療計画,再評価,予後の推測
1)顎口腔系全体の診療ガイドライン・治療指針
2)一般的な症例の分析と治療方針の立て方
3)治療方針と治療計画
4)再評価
5)予後の判定基準とリコール・インターバル
6)歯周治療(歯科治療)を成功させるためには
7.患者さんへのアプローチ 予約・治療をともに進めていくために
1)コミュニケーション,モチベーション,チームワーク
2)ケースプレゼンテーション,カウンセリング,コンサルテーション
3)歯科臨床におけるインフォームドコンセント
8.イニシャルプレパレーション
1)イニシャルプレパレーションの意味と目的
2)イニシャルプレパレーションの内容
3)プラークか細菌バイオフィルムか
4)プラークの種類,プラークコントロールの種類
5)プラークコントロール
6)ブラッシングチャート
7)スケーリングとルートプレーニング
8)歯科基本治療(う蝕の治療,歯内療法,望みのない歯の抜歯など)
9)歯周病罹患歯の歯内療法
10)咬合治療
11)根分岐部病変の治療
9.歯周外科手術
1)歯周外科手術について
2)非外科・外科の選択基準
3)歯周外科手術の種類
4)切除法と再生療法の選択基準
5)再評価と患者さんへの説明
10.補綴処置
1)補綴処置の治療計画(treatment plan)
2)補綴処置の治療の治療の順序(schedule)
3)補綴装置に付与する咬合様式
4)歯周補綴の概念
5)全顎を修復する場合の順序
6)インプラント利用の治療計画
11.メインテナンス
1)メインテナンスの目的
2)メインテナンスの効果とメリット
3)メインテナンス時の一般的な診査
4)メインテナンス時の歯周疾患の診査
5)メインテナンス時に協調すべきこと
●III.臨床例から学ぶ
●IV.歯科医療の新しい枠組みと今後の展望