内容説明
歯内療法の分野は、実際には細かく追究していくとまだまだ研究されていないことが多い。だからこそ、適切な技術が必要なのである。ここに歯内療法のむずかしさがあるといってよい。これまで多くの先人達のすぐれた知見が積み上げられてきたので、それらを現時点で総合・評価し、ある程度理論的に歯内療法の体系を組み上げた一冊。
目次
1編 序説(どのような治療がよい治療か;痛みを起こさない治療がよい治療とは限らない ほか)
2編 理論的背景(病因としての細菌;感染経路としての根管 ほか)
3編 術式の科学(エンドのための解剖学;洗浄と貼薬 ほか)
4編 臨床(診断のポイント;診断の難しさ ほか)
著者等紹介
小林千尋[コバヤシチヒロ]
1975年東京医科歯科大学歯学部卒業。1979年東京医科歯科大学大学院修了。歯学博士。1979年東京医科歯科大学助手。1982年東京医科歯科大学講師。1983年12月~1985年1月文部省在外研究員として米国テンプル大学に留学。1992年東京医科歯科大学歯科保存学第三講座助教授。現在、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学講座歯髄生物学分野助教授
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