出版社内容情報
《内容》 歯の解剖学的,生物学的な構造や特徴について記述し,Tooth wearについては,定義,病因論,治療法から予防法までを解説.象牙質知覚過敏については,病因論,診断,治療までを多岐にわたる実験データを用いて検証している.
《目次》
Part 1 歯の構造
1章 エナメル質および象牙質の生物学的構造学的特徴:酸蝕および象牙質知覚過敏に関連する現在の考え方 2章 エナメル質,象牙質における物質の移動 3章 エナメルペリクルの特徴について 4章 歯髄血管と歯髄神経についての生態学 5章 象牙質・歯髄における修復プロセス 6章 共焦点走査レーザー顕微鏡によるエナメル質の酸蝕の観 Part 2 Tooth Wear
7章 Tooth wearの人類学的および法医学的側面 8章 エナメル質,象牙質の咬耗,酸蝕,摩耗についての定義,分類および臨床的評価 9章 Tooth wearの罹患率と分布 10章 Tooth wear測定の方法論と器機:将来の展望
11章 エナメル質酸蝕の病因論:内因性および外因性因子 12章 酸蝕研究用in situモデルの開発 13章 エナメル質と象牙質の脱灰と再石灰化の化学 14章 機械的摩耗:ブラッシングと歯磨剤による摩耗 15章 Tooth wearにおける酸蝕,咬耗,摩耗の相互作用と予防への実行可能なアプローチ 16章 口腔内における摩耗:摩擦学(Tribology)的特徴 17章 ペリクルの厚さの変化:これはtooth wearの一因子なのか? 18章 唾液と比較した清涼飲料のエナメル質へのぬれとエナメル質の脱灰 19章 Tooth wearに罹患した歯列に対する修復処置 20章 歯ブラシ:利点vs硬組織,および軟組織への影響
Part 3 象牙質知覚過敏
21章 象牙質知覚過敏:定義,発生率,好発部位,病因 22章 歯磨剤と象牙細管との相互作用:in situでのブラッシングされた象牙質の透過性,ならびにin vitroでのアパタイトと象牙質の化学的反応性および溶解性に及ぼす安定化フッ化スズ歯磨剤の作用 23章 組織傷害と炎症に対する歯髄侵害受容器の応答 24章 痛みとその評価の生化学的,生理学的および精神心理学的様相 25章 象牙質知覚過敏に伴って生じる疼痛の評価法の現状と将来 26章 象牙質知覚過敏に関する臨床試験の計画立案とその遂行27章 象牙質知覚過敏の治療戦略 28章 象牙質知覚過敏の有望な治療術式:ホームケア用品
29章 象牙質知覚過敏に対する次世代のホームケア製品の研究 30章 象牙質知覚過敏に対する有望な治療方法:治療室で用いる製品
内容説明
本書は、tooth wearおよび象牙質知覚過敏に関する最新の知識をまとめたものである。この2つの疾患を基礎科学、実験研究、臨床研究および臨床的見地から考察している。
目次
1 歯の構造(エナメル質および象牙質の生物学的構造学的特徴:酸蝕および象牙質知覚過敏に関連する現在の考え方;エナメル質、象牙質における物質の移動;エナメルペリクルの特徴について ほか)
2 Tooth Wear(Tooth wearの人類学的および法医学的側面;エナメル質、象牙質の咬耗、酸蝕、摩耗についての定義、分類および臨床的評価;Tooth Wearの罹患率と分布 ほか)
3 象牙質知覚過敏(象牙質知覚過敏;Tooth w好発部位、病因;歯磨剤と象牙細管との相互作用:in situでのブラッシングされた象牙質の透過性、ならびにin vitroでのアパタイトと象牙質の化学的反応性および溶解性に及ぼす安定化フッ化スズ歯磨剤の作用;組織傷害と炎症に対する歯髄侵害受容器の応答 ほか)
著者等紹介
小林賢一[コバヤシケンイチ]
1953年北海道生まれ。1979年東京医科歯科大学歯学部卒業。1983年東京医科歯科大学歯学部大学院歯学研究科修了(歯科補綴学)。1990年東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座講師。1996年テキサス大学サンアントニオ校補綴科Clinical Associate Professor。2000年東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科治療部講師
小林千尋[コバヤシチヒロ]
1947年東京都生まれ。1975年東京医科歯科大学歯学部卒業。1979年東京医科歯科大学歯学部大学院歯学研究科修了。1992年東京医科歯科大学歯学部助教授。2000年東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科助教授。口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座歯髄生物学分野
田上順次[タガミジュンジ]
1955年三重県生まれ。1980年東京医科歯科大学歯学部卒業。1984年東京医科歯科大学歯学部大学院歯学研究科修了。1995年東京医科歯科大学教授。歯科保存学第一講座。2000年東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授。口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座う蝕制御学分野
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