出版社内容情報
《内容》 看護の質的向上を促し,患者のQOLを支える看護を提供するための技術(ソフトウェア)と環境・設備(ハードウェア)の両面から,臨床での活用に結びつく実証的な内容を盛り込んだ書.客観的データを踏まえて探究し,“看護の人間工学”の現状と今後の展望が理解できるよう構成.
《目次》
【看護の人間工学とは】 看護の人間工学の芽生え―F.ナイチンゲール 看護の人間工学とは 学際的な学問としての人間工学 今後の展望 【入院患者の日常生活行動と看護】 病院内生活行動の実態 生活行動の拡大支援 病室・病棟環境の改善に向けて 入院患者の生活行動援助に対する看護師の行動実態と病棟環境 【患者の生活自立に向けた看護技術・支援機器の見直し】 病棟環境の調整 安楽な体位と体位変換 移乗・移送 日常生活行動への援助 【看護の安全と人間工学】 人間工学からみた看護の安全 針刺しの防止に向けての取り組み 医療事故調査法の検討 【看護管理における人間工学】 看護管理学と人間工学 工程分析と作業設計 看護と情報システム
内容説明
本書は、看護を学ぶ学生たちの教科書あるいは副読本として編集した。決してすべてがやさしい内容ではないが、患者、看護両者の安全、安楽の確保にとって、どんな看護人間工学的視点による実践的な研究が行われているか知っていただく格好の機会である。
目次
1 看護の人間工学とは
2 入院患者の日常生活行動と看護
3 患者の生活自立に向けた看護技術・支援機器の見直し
4 看護の安全と人間工学
5 看護管理における人間工学
著者等紹介
大河原千鶴子[オオカワラチズコ]
元杏林大学保健学部保健学科教授
酒井一博[サカイカズヒロ]
労働科学研究所常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。