出版社内容情報
《内容》 きき手の各種測定法について,著者自身の研究も含めながら広く海外の文献を紹介するとともに,左ききの人の認知機能の特徴を,とくに神経心理学的観点から考察. 《目次》 右きき社会と左きき きき手について きき手の誕生のメカニズム 左ききの認知機能 左ききの脳機能 左ききの病理 きき手の変更 動物のきき手
内容説明
本書は、著者が大阪教育大学心理学教室に在籍していた20年あまりの間に収集した左ききあるいはきき手に関係する文献と著者が行ってきた研究をもとに、左ききに関する研究をまとめたものである。
目次
第1章 右きき社会と左きき
第2章 きき手について
第3章 きき手誕生のメカニズム
第4章 左ききの認知機能
第5章 左ききの脳機能
第6章 左ききの病理
第7章 きき手の変更
第8章 動物のきき手
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ayaka
2
左ききの研究も興味はあるのですが,この本思ったよりも難しかったです^^; 内容は利き手を決定するメカニズムだとか,左利きの人の認知機能や脳機能,左利きと病理は関係あるかとか,利き手を変更することについてとか。 左利きの人は脳の中での役割分担も右利きの人とは異なるみたいですが,元々左利きで,矯正によって完全に右利きと同じようにした場合,脳はどうなってるんだろう(つまり,左利きの場合の役割分担と同じままなのか,右利きの人と同じように脳も変化していくのか)っていうのが気になります。2012/12/25