内容説明
急性期、回復期、在宅・生活期、検査、物理療法―各現場の貴重な経験を振り返り、リスクの要因→回避のポイントまで徹底解説。リハビリテーション医療の現場に潜む「想定外」に備える20ケース。
目次
1 急性期リハビリテーションの現場で(口腔咽頭喉頭がんの頸部郭清術後に頸肩部痛を訴えた症例;神経損傷の診断が遅れた肩の高エネルギー外傷の症例 ほか)
2 回復期リハビリテーションの現場で(転倒なしで同一部位の骨折を繰り返した症例;水分管理を厳密に行わないと慢性心不全の急性増悪をきたす可能性があった症例 ほか)
3 在宅・生活期の現場で(骨折を繰り返した遷延性意識障害の症例;大腸がん患者の上腕動脈血栓、深部静脈血栓の症例 ほか)
4 検査・治療の現場で(嚥下造影で気管分岐部に食物が停滞した症例;下肢ボツリヌス療法後、一時的に歩行不能になった脳卒中片麻痺の症例 ほか)