出版社内容情報
《内容》 医療現場でのエチケット,マナーについての指摘が患者・家族からの声として寄せられており,本書では知識,技術と共に「医のこころ」について,患者との対応を中心にアドバイス.
《目次》
【臨床心得でのベースになるもの】 臨床の視点─医師─患者,家族のふれあい 診る,考える 医療におけるコミュニケーション 患者の文化的背景を考慮する インフォームド・コンセントの実行 告知には慎重な配慮と準備を 医療におけるマナーの基本にあるもの チーム医療での役割とマナー 欠如しているマナー教育 社会人としてのマナーを身につける 演技的対応による役割 医療における基本的心構え 【実際の臨床心得の中から】 清潔で端正な服装を 患者が診察室に入るその瞬間の観察が大切 付添い者にも注目する 相手の話をよく聴く─忍の一字が大切 自然体の目線で 言葉づかいを慎重に 心配をつのらせるような言動は慎む
横柄な仕草や態度は禁物 診察には心細かな気配りを 顔の表情に注目する 手の仕草にも表情がみられる クリティカル・パスを説明する
医師を迎える患者の気持ちを汲む 寒い日には手を温めてから触診を 病室訪問の時間帯を配慮 病状の全貌をいつも把握している 対診から得られるもの 慣れっこになり,惰性にならない 前医の医療内容を批判しない 高齢者への対応 おじいちゃん,おばあちゃんの呼称は禁句 臨終の瞬間