薬の相互作用としくみ (第4版)

薬の相互作用としくみ (第4版)

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  • サイズ B5判/ページ数 236p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784263201497
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 医薬品相互作用の組み合わせの実際のみならず,相互作用を発現機序別に分類し,分析することに重点をおいてまとめられている.処方内容の併用薬剤についての注意点,禁忌など対処法をチェックできる便利でわかりやすい実務書.新薬情報,薬理作用・特性などの追加・補足による最新情報を網羅.    《目次》 【薬物相互作用とは】 相互作用の発現機序 相互作用に注意すべき薬剤 処方箋を受け付けた際の相互作用の考え方と医師・患者への対処 発現機序別の併用禁忌(同時服用禁忌も含める)・原則禁忌のまとめ 【薬動態学的相互作用/消化管吸収】 物理化学的変化 抗菌剤による腸内細菌叢の変化 消化管運動の変化 消化管内のpH上昇 その他 【分布】 血漿タンパク結合 血液脳関門(BBB) 【腎排泄】 NSAIDによる腎血流量の低下(糸球体濾過低下) 近位尿細管での分泌阻害・競合(作用増強) 尿酸の再吸収,分泌の変化 近位尿細管のリチウム,抗菌剤の再吸収 尿pHの変化 その他 【代謝】 肝チトクロームP450(CYP450)酵素関係 チトクロームP450酵素以外での代謝に関係する相互作用 【薬力学的相互作用-協力および拮抗作用- 薬の作用に起因する相互作用】 中枢神経制御および興奮 末梢神経系 MAO阻害 ヒスタミン 心機能促進および制御,QT延長 血管拡張および収縮 血液凝固制御および促進 血糖低下および上昇 【薬の副作用に起因する相互作用】 痙攣,パーキンソン病 低K・高K血症 血液障害 NSAIDによる副作用 その他の副作用 その他の併用禁忌 【付】5-HT(セトロニン) PDE(ホスホジエステラーゼ)

内容説明

1999年10月に第3版、2000年4月に第3版増補版を発行したが、新薬の発売、相互作用の追加などに伴い、今回、第4版として補足、修正を行うことになった。今回からトピックスとして話題となっている薬の新しい情報を加えることにした。今回は「誤嚥性肺炎の予防にACE阻害剤が有効である?」「NSAIDが大腸癌の予防薬になるのか?」について述べた。また、今回追加した主な相互作用は、併用禁忌となったβ遮断剤とチオリダジン(メレリル:ピペリジン系フェノチアジン)との併用、および新薬、医薬品、健康食品などに関連するものであり、必要に応じて薬理作用、特性などの追加・補足を行っている。

目次

序章 薬物相互作用とは
第1章 薬動態学的相互作用(消化管吸収;分布;腎排泄;代謝)
第2章 薬力学的相互作用―協力および拮抗作用(薬の作用に起因する相互作用;薬の副作用に起因する相互作用)
付(5‐HT(セロトニン)
PDE(ホスホジエステラーゼ))

著者等紹介

神谷大雄[カミヤヒロオ]
1956年岐阜薬科大学卒業。現在、福岡大学教授(薬学部薬理学講座)。薬学博士

杉山正康[スギヤママサヤス]
1981年福岡大学薬学部卒業。’81年久留米大学助手(医学部医化学講座)。’84年テキサス大学留学、Research Fellow。’87年ヨハネスグーテンベルク大学留学、Invited Researchter。’89年ニューヨーク大学留学、Invited Researcher、同年久留米大学講師(医学部医化学講座)。’94年あすなろ薬局勤務(管理薬剤師)。’97年杉山薬局開設(福岡県山田市)。2001年杉山薬局田万川店開設(山口県阿武郡)。医学博士、薬学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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