内容説明
1978年1月、はじめに韓国のトップ女優崔銀姫女史が、つづいてその6カ月後、韓国を代表する映画監督申相玉氏が、香港から北朝鮮工作員の手で拉致された。本書は、はじめて北朝鮮の拉致工作や工作員訓練所の実態、金日成父子の生活ぶり、刑務所内部や囚人たち、一般庶民の生活や考え方を描いた痛哭の記録で、息もつかせぬドラマチックな展開とともに、北朝鮮の知られざる内容が客観的なタッチで描かれている。
目次
第1部 拉致(1978年1月11日‐78年7月22日)
第2部 挫折(1978年7月23日‐79年7月18日)
第3部 監禁(1979年7月19日‐81年4月15日)