出版社内容情報
本書のマンガの主人公は、それぞれに「生きづらさ」を感じる人たち。
ある日、居酒屋でモヤモヤをぶちまけているところに、社会学者の西田亮介先生に出会います。
「社会をよりよいものにするために何ができるかを考えるのが社会学です」。
生きづらさが生まれる場所では何が起きているのか、日常に不安や不満、疑問を感じるとき、
目の前にある世界だけが真実なのか、視点に偏りはないか、
本書は、そういったことを考えるきっかけとなる書籍です。
主人公たちと一緒に、「世の中を見る力」を磨いてみませんか?
【本書の特徴】
●身近なギモンやモヤモヤに応える構成
→「自分らしさ」ってなんだろう? 差別はなくらないない?
→社会を変えるには選挙にいく必要がある? 仕事と育児を天秤にかけたくない!
●社会学の基本テーマのうち、関心の高いものをピックアップ
→「アイデンティティ」「ジェンダー」「格差」「差別」「メディア」「政治」
●監修者の西田亮介先生がマンガに登場。
→モヤモヤを晴らす助言、ヒントを与えてくれます。
(はじめにより)
本書には難しい概念も、難しい数式も、難しい思想家もほとんど出てきません。
各章のマンガを通じてストーリーを意識してもらい、
それに対して厳密な社会学的分析を加えるというよりは、
もう少し漠然とした「社会学的な考え方」のようなものを紹介していきます。
その意味では、「社会学入門」というよりは「『社会学入門』の入門」と
考えてもらったほうがいいでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コンチャン
11
アイデンティティや性差、格差や政治など、様々な観点から現代社会の現状を説明してくれます。しかもマンガも併録されていることで、あまりそういうものに触れてこなかった人でも理解しやすい作品になっているのではないでしょうか。2024/01/26
教養のない大学生①
6
社会学初学者にはかなりわかりやすい本であると思う。内容はどちらかと言うと「社会問題の社会学」といった感じであるが、それでもある程度の基礎的な用語「エコチェンバーなど」も載っており気楽に社会学入門を学べる一冊であった。しかしウェーバーやジンメル、マルクスなどの理論(葛藤理論、機能理論)など、社会学を学び始めてつまづきやすい部分に関しては殆ど言及がなかった為に、少し寂しい感じもした。逆にここの部分を社会学を知らない人には知って欲しい!!!だって一番社会学の基礎で難しいから!!!という気持ちであった。2025/10/08
アルノ
6
少子化やジェンダーの問題など現在の日本の社会問題を一通り取り扱っていて興味深かった。現代社会を過去の歴史から考察したり、データを用いて見る社会学の手法で今まで見ることができなかった社会の面を知ることができて非常に興味深かった。社会学と一言にいっても非常に幅広い学問分野があるということを再認識した。社会学の入門一歩手前におすすめ。2024/04/25
ゆゆゆのゆ
1
社会学というタイトルだが、取り上げているテーマは、アイデンティティ、平等、差別、ジェンダー、選挙。やや、偏っている印象。2025/04/26
ちもころ
1
一般の人に社会学が少しでも身近に感じられるようになれば、と思う2024/01/23
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