内容説明
本書は、はじめて短歌に入門し、ついに歌集を出版するまでの過程を説いたもの。
目次
第1ステージ 短歌をはじめよう(短歌にどんな効用があるか;ウヌボレが大事;歌に感動なんか要らない ほか)
第2ステージ 何を歌うか(歌の対象・題材;時代のなかの題材;ボーイ・ミーツ・ガール ほか)
第3ステージ いかに歌うか(仮名づかい;口語と文語;短歌の基本構造 ほか):第4ステージ いかに学ぶか(まずは良い読者;好きな歌人をもとう;結社活用法 ほか)
第5ステージ いかにアピールするか(歌人って何;『サラダ記念日』はなぜ売れたか;新人賞をねらおう ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトゥルヌスを喰らう吾輩
5
本気の入門書。短歌を始めたいひとが何をどうしたらいいのか順番にていねいに書いてあってとっても参考になりました。2014/12/12
てくてく
3
副題に「基礎から歌集出版までの5つのステージ」とあり、①短歌をはじめよう②何を歌うか③いかに歌うか④いかに学ぶか⑤いかにアピールするか、とあり、⑤では短歌賞を目指せ、とか、歌集出版を目指そう、といった勧めがなされている。オリジナルな歌論を持とうということが書かれている④はややハードルが高そうだが、真面目に短歌に向き合えば3年でサマになり、5年で歌集を出せる、という主張は小気味よかった。また、著者も20~30代は結社に提出する歌を欠詠しなければいい、という態度であったことが自分と重なってうれしかった。2016/06/03
nekoboke
2
岩波新書の小林恭二編『短歌パラダイス』を読んで、短歌って面白い、自分でも作れるんだろうか、と思いながら、本屋に行くたびに短歌コーナーをうろついていたときに見つけた本。外見は一般的な実用書のような印象だが、「何を書くか」など、創作に対する熱さが、古くさい言い方だが、ロックだなと思いました。と言うと、いかにも精神論を記述しているように受け取られそうだが、実際にどうしたらいいかを、具体的に教えてくれる本。2006/12/12
記録専用
0
分かりやすく、短歌について技巧的に、且つ、自分流を持つ為の本で読んでて参考になる事も多々あった。2012/06/05
石ころ
0
短歌を始めて歌集を出すところまでの道のり。2023/02/02
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- 和書
- 老人六法 〈平成8年版〉