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内容説明
菱川師宣、鈴木春信、鳥居清長、葛飾北斎…ほか、人気絵師の名作・傑作を一挙公開。巻頭の「20のツボ」では、春画の特徴、背景や書き入れの見方、緻密な木版技術、江戸時代の利用法など、春画を楽しむための情報が満載。
目次
第1章 春画を楽しむための「20のツボ」(おおらかで貪欲な性―江戸の男女はこんなに大胆!?ありのままに性を楽しみ、性を笑う;誇張された性器描写―顔よりも大きい!?堂々たる性のシンボル;着衣のままの性交―なぜ着物を着たままの交合が多い?着衣の男女が織りなす「物語性」 ほか)
第2章 春画の名作を鑑賞する―第1部師宣~清長(菱川師宣;古山師重;杉村治兵衛 ほか)
第3章 さらに春画の名作を鑑賞する―第2部歌麿~国芳(喜多川歌麿;鳥文斎栄之;葛飾北斎 ほか)
著者等紹介
白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年、北海道生まれ。早稲田大学文学部中退。独立の編集者として長年、現代美術のプロデュースをはじめ、広く美術の企画・編集に従事する。現在、国際浮世絵学会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うぃ
2
3.5 とても良かった。ほとんど知らなかった春画の世界の、かなり基本的なところを理解することができた。2021/02/10
マッスンロール
1
春画の技法、絵師の紹介、歴史的背景など説明が豊富だったが、ある程度読み飛ばして画集として読んだ。純粋に美術本と言えなくもないが、何しろ江戸時代のポルノグラフィティなので、読む場所と時間に非常に困った本。春画を見たのは初めてだったが、ここまで性器をあからさまに、誇張して大きく書いているとは思わなかった。葛飾北斎、喜多川歌麿が春画を描いていたとも初めて知った。それにしても春画を見ていると、ここまで性に関して寛容だった日本が、モザイクのないポルノに規制をかけるのか不思議に思ってしまう。2012/02/03
水色。
0
A5サイズ・フルカラーということで図版として見やすい。また、作者や春画の説明だけでなく、特徴や受け入れられ方などを「コツ」として示している点に、「浮世絵でポルノグラフィティであった春画」という現代のコンテクストではなく、当時のコンテクストを多少なりとも踏まえた上で春画を鑑賞できるように、との意図が感じられ好感が持てる。2011/03/05
nadami30
0
絵の中に書き込まれた文字たちは、詞書や書き入れというんだとさ。ほう。知らなんだ。 体格も顔つきも男女であまり判別がつかないものだから、性器がこんなにも強調されるのかしらん。 北斎の「海女と蛸」も拝める。淫靡だね。惹きつけられちゃう。2019/09/02
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