出版社内容情報
ろ過装置(ぶくぶく)やエアレーションなど無しに「器とカルキ抜きされた水道水」のみで金魚を飼育する方法。
「器とカルキ抜きされた水道水」のみで金魚を飼育する方法を紹介し、その理論で金魚を死なせずに長生きさせる方法を一冊にまとめました。そのような金魚を「どんぶり金魚」とネーミングし、食卓やオフィスのデスクなど小さな器で金魚を身近に感じられる魅力満載の写真も多数。
プロローグ:はじめまして金魚ちゃん
第1章 金魚がやってきた
どんぶり金魚とは?(概要)/どんぶり金魚飼育に必要なもの/どんぶり飼育に適した金魚はどんな金魚?/器の選び方/水の作り方(水道水がいちばん)/どんぶり金魚の一日(飼育法)?@水替え?A餌やり
《コラム:どんぶり金魚に会いに行く》
第2章
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
74
金魚がかわいい、飼いたい、餌を手からやりたい! もうすっかりそんな気になってしむ本。飽き性の私はすぐやってしまい飽きるので今回は見送り・・・・本棚に飾って忘れてしまおう。面白い本!2015/08/03
あじ
71
動物はしっぽを振ったり、喉を鳴らして感情を表現します。どんぶりの金魚はどうでしょう?ある学長さんが愛情を注いで可愛がっているシロちゃんは、おちょぼ口から水鉄砲を噴射するそうです。指から餌を受け取り人が近づけば顔を水面から出し、これでも目に入らぬか!とのダイナミックさで迫る。感情を引き出す飼育に、新境地を見ました。金魚は病気になるものとよく耳にしますが、これは水質が第一の要因だったようです。その点、毎日水替えを行うどんぶり飼育は、理に叶った原始的な飼育と言えます。金魚にも飼育者にも、懇切丁寧な指南書です。2015/01/21
とろこ
70
可愛らしい金魚の写真に癒された。私は、10代の頃から金魚を飼育してきて、現在はピンポンパールが2匹いる。どんぶり飼育ではないし、水替えを毎日してもいないけれど、健康に過ごしてくれている。著者が語る飼育論は一理あると思った。ただ、この飼い方が、本当に金魚に負担をかけないのだろうか、という疑問はある。とはいえ、江戸時代や明治時代には、今のような水槽はなかった訳だから、あながち理に適っていない、とも言えないのだろうか。とりあえず、私は、現在のまま水槽で飼育を続けることにしよう。図鑑的な面白さあり。2018/08/27
ann
67
以前同じやり方で、お祭り金魚を飼ってた。今は犬も猫もウサギもフェレットも小鳥も飼えない状況だから。そうだ!金魚!急いで帰って「ただいま♪」って言いたい。裏切らない存在にかしずきたい。2016/09/03
キク
64
「バエを重視して、金魚にとってストレスフルなことやってんじゃないの?」とか思ったけど、東京海洋大学学長とらんちう協会常任理事というガチ中のガチな人たちが書いた、しっかりとした見識と金魚愛に溢れたいい本だった。海洋大学長が大学のデスクで実践している「どんぶり金魚」は、「鑑賞することを重視」する大型水槽飼育よりも、「コミュニケーションをとることを重視」する古くからある金魚飼育方法だったらしい。詳しい実践知識を丁寧に教えてくれる。でも一番の収穫はかわいい金魚の写真です。癒されました。2023/07/09
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