出版社内容情報
手話の表現は、さまざまな要因から、辞書によって書いてあることが違ったり、人によって表現が違ったり、辞書のとおりにやったのに手話講師に怒られる、などという信じられないことが起こったりしています。本書では、これらの背景を説明するとともに、著者がそんななか20年かけて工夫して悩み、さまざまな手話表現を考え、その考えた表現のうち、実際に通じたものを紹介しています。紹介する語句は「辞書に載っていない語句」、「載っていても手話の現場で通じない表現が載っている語句」、そして一部「辞書に正しい手話が載っている語句でも、手話の世界であまり浸透していない語句」の3通りです。語句はテーマごと、「ニュース・メディアに出てくる表現」「日常生活の表現」「使える言い回し表現」の3章に分け、それぞれの章で「あいうえお順」に並べています。また適宜「例文」の欄を設け、「日本手話」「日本語対応手話」両方の表現を紹介しています。現在手話学習中の方々や、現場で活躍中の手話通訳者さんにとって、表現に悩んだときの拠り所となる本です。
【目次】
序章 手話の基本
手話の基礎知識/この本に掲載されている手話について/日本語対応手話と日本手話/手話の語順
第1章 ニュース・メディアに出てくる表現
行政/景気/社会保障/障害者差別解消法/税金を10%上げる/税金を10%に引き上げる など
第2章 日常生活の表現
ATM/家事/激辛/ピリ辛/作業服/消臭剤/チキンナゲット/パンケーキ など
第3章 使える言い回し表現
~するたびに/~だけではなく/~と思われていた/かけがえのない/言いふらす など
内容説明
辞書に載っていない微妙な表現を紹介!日本手話/日本語対応手話の例文を掲載。
目次
序章 手話の基本(手話の基礎知識;この本に掲載されている手話について;日本語対応手話と日本手話;手話の語順)
第1章 ニュース・メディアに出てくる表現(安否; 違憲 ほか)
第2章 日常生活の表現(1位を取る;ATM ほか)
第3章 使える言い回し表現(~するたびに(例:行くたびに)
~だけではなく ほか)
巻末付録
著者等紹介
鈴木隆子[スズキタカコ]
東京都生まれ。立教大学文学部英米文学科卒。大学時代は体育会応援団チアリーディング部に所属。手話通訳士。日本語教育能力検定試験合格の日本語教師。宅地建物取引士の資格あり。「テンダー手話&日本語教室」代表(同名のYouTubeチャンネルで動画を見ることができます)。早稲田大学エクステンションセンター講師。2008年より日本で唯一の「聴覚障がい者のための手話でおこなう日本語講座」を開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



