こころの扉を開く - 統合失調症の正しい知識と偏見克服プログラム

世界精神医学会/日本精神神経学会

日本精神神経学会（2002/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 221p／高さ 21cm
• 商品コード 9784260700337
• NDC分類 493.76
• Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》　WPA（世界精神医学会）は1996年からSchizophrenia（統合失調症）に対するAnti-stigma Campaign Program "Open the Doors"を世界各国（19か国）で展開している。2002年8月24日から横浜で開かれたWPA横浜大会に合わせ，日本精神神経学会が本プログラムの日本語版の出版を企画した。この7月23日厚生労働省は「統合失調症」を公的名称として認めた。この疾患に対する正しい知識と偏見を打破するためのキャンペーンに学会をあげて取り組んでゆく。医療関係者はもちろん，教育，福祉，言論などすべての分野の方々に是非繙いていただきたい。
　　　　

《目次》
第１章 総合失調症：その正しい知識とスティグマの打破
　序
　IA 総合失調症とはなにか
　IB 総合失調症はどのように治療されるか
　II スティグマを減らす
　付録A 統合失調症のICD－10の診断基準
　付録B ICD－10における統合失調症の亜型
　付録C 主な標準的抗精神病薬
　付録D 新しい非定型抗精神病薬（入手可能な国は限られている）
　付録E 統合失調症に関する誤解の修正
　付録F マドリッド宣言
第2章 プログラムのガイドラインと実際
　A. プログラム実施のためのガイドライン
　B. カナダにおけるプログラムの実際
　付録A 地域調査の実施に関する指示
　付録B 国の医療／精神保健の政策とサービスに関する調査
　付録C 情報伝達手段の調査
　付録D 結果の測定基準に関する助言
　付録E 統合失調症によって生じるスティグマと差別の例
　付録F 各種メディアの長所と短所
　付録G 記者会見の開催
　付録H 資金調達のガイドライン
　付録I 知識，態度，行動の基礎調査
　付録J テーマ・コンセプトおよびメッセージの実例
　付録K メディア・メッセージを作成する際の注意事項