出版社内容情報
《内容》 今日,「老人保健」の問題を考える場合,二つの視点が必要となる。一つには,疾病予防・延命といった生命の量を大きくし,生命の質(QOL)を向上させること。二つには,さまざまな健康状態にある老人の保健を保持する手立てを確立すること。これらを前提として,老人は社会的にも独立した生活を営む自立性や,生産や相互扶助,ボランティア活動の担い手たる能力や意欲が期待されている。この視点に立って各分野の専門家の学際的な協力によって成ったものである。 《目次》 1 老化の基本 2 寿命とクオリティ・オブ・ライフ 3 老人の病気の特徴とケア 4 老人の生活と保健行動 5 老人の保健行動と環境