出版社内容情報
《内容》 老いと死を徹底的に否定してアメリカン・ドリームを実現することに意味を見つけてきたアメリカ合衆国の文化に,死の問題を最初に提起。1960年代に「死にゆく人々は生物学的に死ぬ前に社会的,人間的に死ねるのか」と問いかけ,サンフランシスコの6つの病院で調査した結果の報告書の1冊。死と死にゆくことに関する社会的な側面からの古典的研究であり,先駆的研究。 《目次》 第I部 序論 1 終末認識の問題 2 死の予期の多様性:社会的提議の問題 第II部 死の認識文脈の諸タイプ 3「閉鎖」認識 4「疑念」認識:コン卜ロールをめぐるかけひき 5「相互虚偽」の儀礼ドラマ 6「オープン」認織のあいまいさ 7終末認識の不完全状態 第III部 終末認識をめぐる諸問題 8 終末の直接告知 他