出版社内容情報
《内容》 現在は慢性病の時代と言われる。死をみつめつつ,長い間病み苦しむ人が多い。そういう人を前にその苦しい心をつかめず悩むばかりである。そのような場合,人間の心と行動を分析する一方法=交流分析による人間理解は,援助者自身に革命的な変化をもたらし,真の患者把握に至ることができよう。 《目次》 1 交流分析理論の誕生 2 自我状態の分析とエゴグラム 3 やりとりの分析 4 ストロークとディスカウント 5 「時間の構造化」への欲求 6 人生における基本的態度 7 心理的ゲームの分析 8 人生脚本の分析 9 末期医療にいかす交流分析 10 看護への実際応用