出版社内容情報
《内容》 人がその人らしく生きるように援助するにはどうしたらよいのか,教育,看護,家庭生活の中で常に問われている。人間が根底にケアしたりされたりして暮らしている事実を見るとケアはある専門家だけが一方的に提供する技術ではない。本書ではケアされる人,する人がともに元気づけられ,生きていくことのできるケア論を展開している。 《目次》 第1章 援助のなかで自分が見える A 異なることとの出会い B ケアを生きあうということの相互性 第2章 専門的,科学的であるとは A いわゆる「専門的」な援助に潜むもの B 日本的文化のなかでの援助のとらえ直し 第3章 ケアへの現象学的アプローチ