がん患者と家族のためのサポートグループ

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  • サイズ A5判/ページ数 329p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260333061
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 がんを告知された患者が生きることをあきらめずに治療や生活に前向きになれるために,医療者は何ができるのか? 本書は,患者の心をサポートするグループの効果を科学的根拠とともに示し,グループの作り方や医療者の関わり方を詳述。がん患者のケアにあたる医療者なら,ぜひ読んでおきたい1冊。    

《目次》
 序章
第1部 がん患者にグループサポートを提供する理論的根拠
 1. がん患者の体験
 2. グループによるサポートの目的と効果
第2部 重篤な病気に対処する患者のためのサポートグループの作り方
 3. グループ作りと維持のためのガイドライン
 4. グループへの介入の方法と選択肢
 5. グループによるサポートの構築
 6. 治療としての経験の意味の追求と感情表出
第3部 患者が実存的な不安を乗り越えるための援助
 7. 近づく死への対処
 8. 孤独,生きる意味,自由との取り組み
第4部 サポートグループの問題や特殊な状況への対処
 9. 家族や特殊なグループの運営
 10. グループに起こる問題への対処法
あとがき
文献
索引
著者略歴

内容説明

本書は、アメリカでがん患者のためのサポートグループを運営しようとする心理セラピストやグループリーダーを対象に運営のガイドラインや介入の仕方、介入の問題点などを、実例を挙げて懇切丁寧に説明している。

目次

第1部 がん患者にグループサポートを提供する理論的根拠(がん患者の体験;グループによるサポートの目的と効果)
第2部 重篤な病気に対処する患者のためのサポートグループの作り方(グループ作りと維持のためのガイドライン;グループへの介入の方法と選択肢;グループによるサポートの構築;治療としての経験の意味の追求と感情表出)
第3部 患者が実存的な不安を乗り越えるための援助(近づく死への対処;孤独、生きる意味、自由との取り組み)
第4部 サポートグループの問題や特殊な状況への対処(家族や特殊なグループの運営;グループに起こる問題への対処法)

著者等紹介

スピーゲル,デイヴィッド[スピーゲル,デイヴィッド][Spiegel,David]
スタンフォード大学医学部のジャック、ルル、サム・ウィルソン冠講座教授であり、ストレス保健センター所長、精神医学・行動科学科の副科長、スタンフォード大学統合医学センターのディレクターを併任している。エール大学にて哲学を専攻後、ハーバード大学で医学と精神医学の教育を修了、スタンフォード大学医学部には1975年から所属。ストレス、サイコオンコロジー、催眠療法、心理療法、心身医学の分野で6冊の著書と350の論文を著している。スピーゲル博士には、米国精神保健研究所、全米がん研究所、国立老化研究所、ジョンD&キャサリンT・マッカーサー財団、ネイザンS・カミングス財団、ダナ財団、フェッツァー財団などが研究助成をしている。心身相関に関する医学的研究分野のパイオニアとして国際的に著名である

クラッセン,キャサリン[クラッセン,キャサリン][Classen,Catherine]
スタンフォード大学医学部精神医学・行動科学科のシニア・リサーチ・サイエンティストおよび臨床心理士である。ヨーク大学(カナダ)にて臨床心理学の博士号を1991年に取得後、スタンフォード大学でポストドクター・リサーチフェローシップを1993年に修了。サイコ・ソーシャルオンコロジー、心的外傷後ストレス障害、幼児期心的外傷、グループ心理療法に関する論文を45あまり発表している。がん患者のための支持・表出型グループ療法に関しては、国内外で多数のワークショップを行ってきた。主要な研究関心は、さまざまなタイプの心的外傷経験に対するグループ療法の効果にある。クラッセン博士は、個人診療も行う

朝倉隆司[アサクラタカシ]
東京学芸大学助教授、博士(保健学)。専門は健康と医療の社会学・保健医療行動科学。主な研究テーマは、慢性疾患患者のQOL、異文化ストレスや、学校、職場におけるストレスと精神健康に関する研究

田中祥子[タナカショウコ]
エジンバラ大学客員研究員、ST Research Co.代表、修士(政治学)。米国カリフォルニア州にてコンサルタント、翻訳業に従事。1998年から訳者グループの研究に協力。2000年にウエルネスコミュニティ(米国)でサポートグループ運営の教育を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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