出版社内容情報
《内容》 医療保健福祉,教育分野で対人援助を専門とする職業に就く人たちには,対象となる人を深く理解し,よい関係のなかで援助することが望まれる。現在,非常にあやうくなっているがゆえに一層注目されている,人間にとって根源的なテーマである人間関係論を,文学作品や映画のシーンを随所に引用しながら,いきいきと展開した書。
《目次》
はじめに
第I部 人間関係の基礎知識
1章 人間関係論の基本的視点
2章 自分と他者の関係性
3章 自分と他者のコミュニケーション
4章 人間関係の生涯発達
5章 人間関係の国際比較
―親子の対話を中心に
第II部 人間関係の諸相
6章 家族関係
7章 夫婦関係
8章 親子関係
9章 教師・学生関係
10章 職場の人間関係
第III部 対人援助における人間関係
11章 病者と援助専門職者の人間関係
―看護領域を中心にして
12章 高齢者と援助専門職者の人間関係
―ソーシャル・サポートとQOL向上
13章 障害者と援助専門職者の人間関係
―在宅ケアを視野に入れて
おわりに
人名索引/事項索引
内容説明
本書は、人を育むことを目標にして書いた人間関係論である。内容は3部に分かれており、まず第1部では自と他の関係性やコミュニケーション、人間関係の生涯発達や国際比較等、人間関係を築くための土壌に必要な基礎知識を解説している。次いで第2部では家族・夫婦・親子、教師・学生、職場の人間関係等、社会生活の中の代表的な人間関係をテーマにしてその歴史性や文化性の考察から病理的な状況や人間関係をよりよくするスキル等についても述べている。最後に第3部では援助専門職者と病者、高齢者、障害者との人間関係をとりあげ、解説している。
目次
第1部 人間関係の基礎知識(人間関係論の基本的視点;自分と他者の関係性;自分と他者のコミュニケーション;人間関係の生涯発達;人間関係の国際比較―親子の対話を中心に)
第2部 人間関係の諸相(家族関係;夫婦関係;親子関係;教師・学生関係;職場の人間関係)
第3部 対人援助における人間関係(病者と援助専門職者の人間関係―看護領域を中心にして;高齢者と援助専門職者の人間関係―ソーシャル・サポートとQOL向上;障害者と援助専門職者の人間関係―在宅ケアを視野に入れて)
著者等紹介
服部祥子[ハットリサチコ]
1940年、大阪に生まれる。1965年、岡山大学医学部を卒業。大阪大学医学部精神神経科副手、大阪府中央児童相談所判定課医師、大阪市南保健所主査、大阪市立小児保健センター神経科医長、大阪府立公衆衛生研究所児童精神衛生課長、大阪教育大学教育学部助教授、大阪府立看護大学看護学部教授、大阪薫英女子短期大学教授を経て、2001年より大阪人間科学大学教授。専攻は精神医学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- 近野智夏の腐じょうな日常 連載版 第4…