困ったときの消化器疾患患者の看護

困ったときの消化器疾患患者の看護

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784260331715
  • NDC分類 492.934
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 消化器疾患患者の看護を行うなかで,(1)治療や診断時,(2)患者の疾病や障害,(3)日常生活上,(4)患者指導の場面で,しばしば遭遇する問題や,困ったと感じるケースを取り上げ,看護上の問題を解決するための具体的方策を解説している。事例に基づきベテラン看護婦の行ってきた臨床の知を紹介。困った場面ですぐに役立つ実地書。    

《目次》
第1章 患者の苦痛や訴えに対する援助
 A. 肝硬変で腹部膨満感を訴える患者
 B. 黄疸で掻痒感・不眠を訴える肝疾患患者
 C. 癌性疼痛が増悪する膵臓癌患者
第2章 有害作用や随伴症状に対する援助
 A. 術後,外瘻孔部からの排液漏出がみられる患者
 B. 喉頭切除によって発声障害が生じた患者
 C. 膵体尾部切除術後,通過障害を生じた患者
 D. 術後せん妄を生じた高齢患者
第3章 食事摂取に問題の生じた患者への援助
 A. 経口摂取が進まない胃切除後の患者
 B. 食事摂取困難な食道癌患者
 C. 入退院を繰り返すクローン病患者
 D. 通過障害で絶飲食を強いられる患者
 E. 膵炎再発により食事のできなくなった患者
第4章 術後の排泄に問題のある患者への援助
 A. 排便機能障害のある直腸癌術後患者
 B. ストーマケアによるトラブルをおこした患者
第5章 検査の介助
 A. 外来において注腸検査を受ける患者
 B. 消化管出血をおこし,内視鏡検査・治療を受ける患者
第6章 予後不良患者への援助
 A. C型肝炎から肝硬変・肝癌を合併していく患者
 B. 肝性昏睡で入退院を繰り返す患者
 C. 化学療法により有害作用を生じた患者

内容説明

本書は、消化器疾患患者によくみられる問題状況にどのように対処したらよいかを、ベテランナースが長年の看護実践の積み重ねの中から、ケアの効果を実証した看護技術の巧みさ=「臨床看護の知」を言語化する努力をすることによりでき上がった。ここには消化器疾患患者のケアにおけるさまざまな工夫が学びやすく親しみをもって、実践にすぐに役立つ看護技術の知識として盛り込まれている。

目次

第1章 患者の苦痛や訴えに対する援助
第2章 有害作用や随伴症状に対する援助
第3章 食事摂取に問題の生じた患者への援助
第4章 術後の排泄に問題のある患者への援助
第5章 検査の介助
第6章 予後不良患者への援助

著者等紹介

花田妙子[ハナダタエコ]
熊本大学助教授・教育学部特別教科(看護)教員養成課程。1973年熊本大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程卒業。北里大学病院にて看護職に従事(1973~1979年)、北里相模原高等看護学院(1979~1981年)、産業医科大学医療技術短期大学(1981~1988年)、東京医科歯科大学医学部保健衛生学科(1991~1992年)で教鞭をとる。1990年熊本大学大学院教育学研究科修士課程(学校教育専攻心理系)修了。1990年東京大学医学部保健学科研究生。1992年米国イリノイ大学留学。1993年~現在、熊本大学教育学部
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