出版社内容情報
《内容》 難しい,アセスメントに時間がかかる,といわれるMDS方式。でも、それは本当だろうか。本書を読めばそのような“誤解”は氷解するどころか,数々の優れた点に瞠目させられるだろう。MDS方式は構造的に理解することが肝腎。つまずきやすいアセスメント項目をQ&A方式で,ケアプラン作成までの7段階をステップごとに,それぞれ現場の事例に沿いながら徹底解説。
《目次》
第1章 失敗事例に学ぶ-転ばぬ先のMDS
MDSは難しい?
なぜMDS方式を選んだか
失敗事例を乗り越えて
第2章 つまずきやすいアセスメント項目-現場実務者からコツを盗もう
B3. せん妄
G1. 介護者について
G2. 介護者の状況
H1. IADLの実施状況
H2. ADL自立度
I1. 尿失禁
I3. 便失禁
K4. 痛み
K8. 健康状態
N. 皮膚の状態
Q1. 薬剤の種類
第3章 事例で学ぶケアプラン作成のプロセス-Step by Step
ケアプラン作成のプロセス
事例紹介:ひとり暮らしの継続を望むEFさん
Step1 「相談受付表」「MDS-HC」への記入
Step2 CAP選定(トリガーの確認)
Step3 CAPで課題を検討
Step4 課題の設定
Step5 目標の設定
Step6 ケア内容の検討(記述)
Step7 週間スケジュール表への記入
付録
相談受付表/MDS-HC(在宅ケアアセスメント表)/CAP選定表/居宅サービス計画書(1)
内容説明
ケアプラン方式の1つ、MDS方式を実際に使おうとすると、アセスメント項目が難しそう、アセスメントからケアプランにどう結び付けたらよいかがよく分からない、マニュアルを読んでもすぐには役立たない、などといった障壁がある。そこで、本書では、こうした皆様のために、現場での実践経験が豊富な専門家により、なぜMDS‐HCがこのような構造になっているか、どうやって最初の難関であるアセスメントから目標となるケアプランに至ることができるかを具体的な実例を用いて説明し、通読すればMDS‐HCでケアプランが作成できるようにした。
目次
第1章 失敗事例に学ぶ―転ばぬ先のMDS(MDSは難しい?;なぜMDS方式を選んだか;失敗事例を乗り越えて)
第2章 つまずきやすいアセスメント項目―現場実務者からコツを盗もう(せん妄;介護者について;介護者の状況 ほか)
第3章 事例で学ぶケアプラン作成のプロセス―Step by Step(ケアプラン作成のプロセス;事例紹介:ひとり暮らしの継続を望むEFさん;「相談受付表」「MDS‐HC」への記入 ほか)
著者等紹介
池上直己[イケガミナオキ]
慶応義塾大学医学部教授・医療政策管理学
新津ふみ子[ニイツフミコ]
ケア・コーディネーション研究所所長
高野龍昭[タカノタツアキ]
益美医師会居宅介護支援事業所・益田市立在宅介護支援センターくにさき苑
山下いづみ[ヤマシタイズミ]
社会福祉法人聖隷福祉事業団・聖隷ケアプランセンター浜松
北山達朗[キタヤマタツロウ]
七尾市在宅介護支援センターふれあい社協
小湊純一[コミナトジュンイチ]
特定非営利活動法人ふくし@JMI理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。