出版社内容情報
《内容》 教育技法として非常に良く用いられる「体験する」ことを生かした方法を、「ロールプレイ」「シミュレーション」「教育ゲーム」「体験学習」の4つに分けて、その違いを事例を通して解説する。それにより、場面によっての技法の使い分けをしやすくするための参考書。
内容説明
本巻は教育技法としてのシミュレーションや体験学習を取り上げます。ここで取り上げるロールプレイ、シミュレーション(狭義)、ゲーム(教育ゲーム),体験学習等の教育技法は、実際の臨床場面と講義や演習といった学校で行う教育とのあいだの橋渡しをする大切な教育技法です。言うまでもなく看護は「臨床の知」です。それは状況に密着する「状況の知」であり、身体で関わる「身体の知」であり、相互性を前提とする「関わりの知」であります。こうした性質をもつ知は、座学で身につけることが難しく、実際にその場にいて身につけるものです。しかし、ただやみくもに臨床現場にいれば身につくというものでもありません。やはり指導者が意図的に構成した模擬的な学習の場で深く経験し、振り返ってその意味を考えるという機会が必要なのです。本巻ではそういう意味で、広い意味での模擬的状況における学習を援助する教育技法を取り上げています。いずれの事例も、実践を通してその効果が確かめられたものばかりです。
目次
序章 全体解説
第1章 ロールプレイ
第2章 シミュレーション
第3章 教育ゲーム
第4章 体験学習
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