出版社内容情報
《内容》 口唇裂・口蓋裂を取り巻く言語臨床領域では,臨床に基づく研究が多く発表されるとともに,共通言語として使用できる口蓋裂言語の評価を作成する活動が始まりつつある。本書では今日の動向を踏まえ,最新の資料や研究,具体的な検査,評価,訓練法を紹介し臨床で応用できるよう心がけた。口蓋裂に重複した障害の症例も多数紹介。
《目次》
1章 口蓋裂治療における言語臨床家の役割
1. チームアプローチによる口蓋裂の治療
2. 口蓋裂治療における言語臨床家の役割
2章 口蓋裂の言語臨床に必要な基礎知識
1. 発声発語器管の概略
2. 発生
3. 口唇裂口蓋裂のタイプ
4. 口唇裂口蓋裂の発生頻度
5. 合併症
6. 鼻咽腔閉鎖機能
7. 手術
8. 耳鼻科領域の問題
9. 歯科領域の問題
10. 心理・社会的問題
11. 社会資源の活用
3章 口蓋裂言語
1. 口蓋裂言語とは
2. 言語発達
3. 構音発達
4. 声の問題
5. 構音障害
4章 口蓋裂の言語臨床における評価
1. 裂型の判定
2. 口腔・顔面の形態と機能の評価
3. 鼻咽腔閉鎖機能の評価
4. 言語の評価
5. 耳鼻科領域に関する評価
6. 社会心理面の評価
5章 口蓋裂の言語臨床における治療
1. 外科治療
2. 補綴治療
3. 言語治療
6章 乳児期の言語臨床
1. 評価
2. 治療
7章 乳児期の言語臨床
1. 評価
2. 治療
8章 学童期の言語臨床
1. 評価
2. 治療
3. 歯科矯正と顎裂部骨移植
4. 鼻咽腔閉鎖機能
5. 心理的問題
9章 思春期(中学生・高校生)・成人期の言語臨床
1. 評価
2. 治療
10章 特別な問題を持った症例
1. 精神遅滞を伴う症例
2. 難聴を伴う症例
3. ロバン・シークエンス
4. 第一第二鰓弓症候群
5. トリーチャー・コリンズ症候群
6. 22q11.2欠失症候群
7. プラダー-ウィリー症候群
8. カブキ・メーキャップ症候群
9. 発達性読み書き障害を伴う症例
11章 口蓋裂の言語臨床における今後の課題
1. チーム治療
2. 口蓋裂言語の評価
3. 口蓋裂の言語治療
4. 心理的な援助
5. 最後に-臨床の質
文献
付1=日本語の音
付2=口蓋裂に関する参考文献
索引
目次
1章 口蓋裂治療における言語臨床家の役割
2章 口蓋裂の言語臨床に必要な基礎知識
3章 口蓋裂言語
4章 口蓋裂の言語臨床における評価
5章 口蓋裂の言語臨床における治療
6章 乳児期の言語臨床
7章 幼児期の言語臨床
8章 学童期の言語臨床
9章 思春期(中学生・高校生)・成人期の言語臨床
10章 特別な問題を持った症例
11章 口蓋裂の言語臨床における今後の課題
著者等紹介
岡崎恵子[オカザキケイコ]
馬込ことばの相談室、前昭和大学医学部講師
加藤正子[カトウマサコ]
愛知淑徳大学医療福祉学部教授(言語聴覚学)、前昭和大学医学部講師
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