出版社内容情報
《内容》 現代の人間の生存環境の最も大きな問題は都市の過密化にあり,急速な都市化の進行に伴って,都市の病理現象が各所に表われている。本書は,臨床の窓から病気を通してみることのできる都市の病理を「都市の病」として分析し,都市の病理が健康障害を引き起こし,都市の医療が病んでいる姿を示すとともに,患者の予備群をも含めて都市住民の病理性を指摘 《目次》 協同討議「都市の病」を診る 序章 現代の病としての「都市の病」 第1章 環境と病 第2章 文化と病 第3章 ライフスタイルと病 第4章 住居と病 第5章 交通と病 第6章 コミュニケーションと病 第7章 都市の性 第8章 都市化に苦悩する保健医療