出版社内容情報
《内容》 『臨床眼科』誌(医学書院発行)に約15年連載された「眼の組織・病理アトラス」の集大成。九州大学眼科学教室が連綿として蓄えてきた貴重な資料の大パノラマであり、長年待望された出版でもある。著者の長年のひたすらな努力の結実でもある本書は、学会にとっても大きな財産となるだろう。すべての眼科医に新鮮な感動を与えること必至。
内容説明
眼球は直径わずか24mmの小さな器官であるが、きわめて巧妙な組織構成をもち、高度な知覚作用を営んでいる。生体を構成している組織で無駄なものは一つもない。どんな小さな組織でもそれなりの役目があり、存在意義をもっている。眼組織の1つひとつについてもそれは例外ではないはずである。眼組織の構造と機能について、我々が今までに知りえた知識はほんの一部にすぎないが、知りうる範囲内で、眼球はどのような組織構成によって視覚器としての機能をまっとうしているか考えてみたい。
目次
発生
結膜
角膜
前房隅角
緑内障
水晶体
硝子体・チン小帯
虹彩
毛様体
脈絡膜
ぶどう膜炎
網膜
網膜疾患
視神経
眼瞼・皮膚
涙腺
眼窩