出版社内容情報
《内容》 病棟,外来からとび出して20年。往診回数3万回を超える著者が,下町庶民との濃密な交わりの中から紡ぎ出した珠玉の「物語」。生と死の境界で生きる患者家族の哀歓とドラマを軽妙なタッチで描く快心の作。時に往診医をうならせる抱腹絶倒世態人情小噺集。往診でのみ感じる臨床の醍醐味を生きいきと描いた秀作。
《目次》
一章 今日も往診
下町よもやま話
家族と生きる悲喜こもごも
往診奮闘記
ナースも活躍
生と死と
二章 往診事情いまむかし
内容説明
本書は二部構成となっている。「今日も往診」は、往診の場面を中心にした、読みきりの短編集で、往診の実際の情景を紹介するとともに、在宅ケア・往診の技術を考えている。「往診事情いまむかし」は、十年あまり前に新聞に連載したコラムを振り返ってコメントを加える形で、往診のあり方を検討している。
目次
1章 今日も往診(下町よもやま話;家族と生きる悲喜こもごも;往診奮闘記;ナースも活躍 ほか)
2章 往診事情いまむかし(聴診器一本で診る緊張感;病棟診療と定期往診;減る往診、背景に技術進歩;勇気を要する急性疾患の往診 ほか)