出版社内容情報
《内容》 2004年から卒後2年間の初期臨床研修が必修化され,医学教育・卒後研修制度は大きく変わっていく。しかし何を改革すればよいのか,何を実行すればよいのか,誰もが迷い,悩んでいる。その答えの1つとして,米国において診療科を問わず大きな成果をあげているproblem-based conferenceの基本的考え方とその実際を紹介。
《目次》
第1章 医学教育・卒後研修改革:あなたは,何をどのようにはじめますか?
第2章 基本的な考え方とその実際:Problem-Based Conferenceとは何か
第3章 病歴と身体所見のとり方:頸部腫瘤
第4章 問題点に焦点を絞った鑑別診断と診断法:急性上腹部痛(その1)
第5章 問題点に焦点を絞った鑑別診断と診断法:急性上腹部痛(その2)
第6章 救急でのプライオリティーのおき方:上部消化管出血(その1)
第7章 救急でのプライオリティーのおき方:上部消化管出血(その2)
第8章 病態とマネージメント:ショック
第9章 スタンダードケア:重症多発外傷
第10章 Controversyとプロトコール:乳癌の治療
第11章 患者さん・家族とのコミュニケーション:胆道系手術と合併症
第12章 医学生の試験:Problem-Based形式の口述試験による評価(その1)
第13章 医学生の試験:Problem-Based形式の口述試験による評価(その2)
第14章 参考資料:そのほかの症例シナリオとTeaching Point一覧
索引
内容説明
2004年から卒後2年間の初期臨床研修が必修化され、医学教育・卒後研修制度は大きく変わっていく。しかし何を改革すればよいのか、何を実行すればよいのか、誰もが迷い、悩んでいる。その答えの1つとして、米国において診療料を問わず大きな成果をあげているproblem‐based conferenceの基本的考え方とその実際を紹介した。あなたの意識を改革し、従来の限界をブレイクスルーできる新しい時代の教育・研修・学習方法がここにある。
目次
医学教育・卒後研修改革:あなたは、何をどのようにはじめますか?
基本的な考え方とその実際:Problem‐Based Conferenceとは何か
病歴と身体所見のとり方
頚部腫瘤
問題点に焦点を絞った鑑別診断と診断法:急性上腹部痛
救急でのプライオリティーのおき方:上部消化管出血
病態とマネージメント:ショック
スタンダードケア:重症多発外傷
Controversyとプロトコール:乳癌の治療
患者さん・家族とのコミュニケーション:胆道系手術と合併症
医学性の試験:Problem‐Based形式の口述試験による評価
参考資料:そのほかの症例シナリオとTeaching Point一覧
著者等紹介
町淳二[マチジュンジ]
1977年、順天堂大学医学部卒業。1977~1981年、沖縄県立中部病院外科研修医。1981~1985年、リサーチフェローとしてイリノイ大学で外科と病理を学び博士号を取得。1985年にいったん帰国したが1987年に再渡米し、ペンシルベニア医科大学、ピッツバーグ・マーシー病院を経て、1995年にハワイ大学へ。1997年、アメリカ外科専門認定医となり、現在、外科教授として臨床・研究・教育に従事している。アメリカ外科学会において、超音波のエキスパートとして指導的立場にある。ことに最近は、医学教育・卒後研修関連の仕事の依頼が多い
児島邦明[コジマクニアキ]
1977年、順天堂大学医学部卒業。1977~1979年、順天堂大学附属順天堂医院外科研修医。1979年、順天堂大学医学部第2外科へ入局。主に肝・胆・膵、門脈圧亢進症の外科の臨床・研究に従事。1986年、博士号を取得。1995年に日本外科学会指導医、1999年に日本乳癌学会認定医となり、現在、乳腺・一般外科の助教授として臨床・研究・教育に従事している。最近は、卒前・卒後の医学教育、OSCE関連などの仕事を多くこなしている
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