出版社内容情報
《内容》 重症頭部外傷は、受傷早期の治療・管理により転帰に大きな差の出る可能性がある。最近の基礎と臨床の知見を受けて脳神経外科領域では初めて本邦独自の文献(過去10年間)によるガイドラインが作成され、欧米文献の検証も付した。本書は、この成果を頭部外傷に取り組む第一線の医療関係者に向けて刊行されたもの。標準化された治療による治療成績の向上が期待される。 《目次》 1.救急医療体制と脳神経外科(医) 2.脳保護のための初期治療 3.救急室からICU入室まで 4.ICU管理 5.手術適応とタイミング,手術療法 6.頭蓋顔面損傷への対処 7.新しい治療・管理法
内容説明
学術的目的に沿うものであり、かつ脳神経外科医や救急医など重症頭部外傷に取り組む第一線の医師が利用しうることを念頭に作成。また、一般の医師や看護婦、救命救急士などのコ・メディカルスタッフにも理解しやすいように配慮した。検討した項目は病院到着前救護、蘇生、ICU管理のほかに、外科的治療の適応基準、バルビツレート療法や低体温療法などの特殊治療の現状分析など多岐にわたる。
目次
1 救急医療体制と脳神経外科(医)
2 脳保護のための初期治療
3 救急室からICU入室まで
4 ICU管理
5 手術適応とタイミング、手術療法
6 頭蓋顔面損傷への対処
7 新しい治療・管理法
8 小児と高齢者に対する治療、管理(参考資料として)