出版社内容情報
《内容》 肝硬変，腎障害，高血圧症，糖尿病などの合併症をもつ患者の手術を無事に乗り切れるよう，その病態生理の充分な把握と具体的な術前・術中・術後管理について，マニュアル的に活用できるよう解説した。第一線の病院勤務の外科医・麻酔医・集中治療室勤務医および研修医に広くおすすめする。
内容説明
本書は、日常遭遇する機会の多い心不全・高血圧、呼吸器合併症、肝硬変、免疫不全、凝固線溶異常、低栄養、肥満、神精障害等の合併症をもつ疾者、さらには高齢者や妊婦といった特殊な患者に対する術前・術中・術後管理、すなわち、ｐｅｒｉｏｐｅｒａｔｉｖｅ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔにつき、おのおのその方面のエキスパートに詳しく書いていただいたものである。
目次
１． 合併症をもつ患者の手術管理の考え方、進め方（平沢博之）
２． 心不全・高血圧患者の管理（田中茂夫）
３． 呼吸器合併症をもつ患者の管理（稲葉英夫）
４． 肝硬変患者の管理（平沢博之）
５． 腎機能障害患者の管理（小林弘忠；平沢博之）
６． 自己防衛機構低下患者の管理（平沢博之）
７． 凝固線溶異常（ＤＩＣ）患者の管理（柴忠明）
８． 低栄養患者の管理（碓井貞仁）
９． 肥満患者の管理（川村功）
１０． 糖尿病患者の管理（相川直樹；若林剛）
１１． 術前・術後の神精症状、神精障害のある患者の管理（黒沢尚）
１２． 高齢者の管理（今岡真義；岩永剛）
１３． 妊娠中の患者管理（竹村喬；岡憲史）
１４． 術前リスク判定と麻酔法の選択（飯島一彦）
