出版社内容情報
《内容》 肺塞栓症は,長期臥床患者や術中・術後の安静時に突然発症し,急性死を来すことがあり,近年はエコノミー症候群などにより注目されるようになった。本書は,一般臨床医が知っておくべき診断および治療上のポイントから,発症予防とそれに向けての患者教育まで,わかりやすく解説した。
《目次》
I 肺塞栓症とは
1. 定義と概念
2. 通常は急性肺塞栓症を意味する
3. 急性肺塞栓症と慢性肺塞栓症
4. 血栓溶解薬による肺塞栓症の治療効果からみた肺塞栓症の病態
5. 急性肺塞栓症における肺血栓塞栓子は自然に溶解するか
6. 院内発生と院外発生の問題
7. 肺梗塞への移行について
II 臨床で重要な肺塞栓症
1. 致死性急性肺塞栓症
2. 慢性血栓塞栓性肺高血圧症
III どんなとき疑うか
1. 診断のポイント
2. 特異的臨床症状はあるか
3. ルチン検査は肺塞栓症を示唆するか
4. 確定診断への道
IV 初期治療をどうするか
1. 治療のポイント
2. 急性肺塞栓症の救急治療
3. 慢性肺塞栓症の治療
4. いつ専門医に送るか
V 予防はどうしたらよいか
1. 発症予防は可能か
2. 再発予防はどうしたらよいか
3. 患者教育について
目次
1 肺塞栓症とは
2 臨床で重要な肺塞栓症
3 どんなとき疑うか
4 初期治療をどうするか
5 予防はどうしたらよいか
著者等紹介
国枝武義[クニエダタケヨシ]
1937年2月23日生まれ。1962年慶応義塾大学医学部卒業。同年より1年間、聖路加国際病院実地修練。1967年慶応義塾大学大学院医学研究科修了。1972年より2年間、米国留学(シアトル市)。1977年慶応義塾大学医学部内科学教室講師。同年国立循環器病センター第一循環器科医長。1987年国立循環器病センター内科心臓血管部門部長。1996年慶応義塾大学伊勢慶応病院内科教授。1997年同病院内科教授兼病院長
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