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出版社内容情報
《内容》 脳の世紀と期待されている21世紀に入り,「脳を知る」「脳を守る」「脳を創る」の研究領域の進歩発展は加速度的に高まると期待されている。本書は脳科学の最先端を推進する活動を行っているブレインサイエンス振興財団が編集する啓蒙書。脳科学に興味を持つすべての人々に,この領域の最先端の研究成果と現況をレビューする。
《目次》
序章 脳研究の波頭―機能分子から神経疾患まで(川合述史)
I. 神経発生と分化
1. オリゴデンドロサイト発生系譜と神経接着分子L1(伊藤康一)
2. オリゴデンドロサイトの発生と細胞表面分子(小野勝彦)
3. 細胞の分化・増殖のレドックス制御(鎌田英明)
4. 神経細胞の発生過程における細胞極性(林 謙介)
II. 神経細胞の化学信号伝達
5. グルタミン酸受容体チャネルの構造と機能(佐原資謹)
6. グルタミン酸トランスポーターの機能解析(田中光一)
7. 神経特異的RGSの加速作用の制御機構(齊藤 修)
8. 副腎髄質細胞における低酸素受容機構(井上真澄)
III. 神経回路の構造と機能
9. 神経伝達物質の放出・受容に伴うニューロンの局所的機能と微細形態変化の測定(伊藤悦朗・戸島拓郎)
10. 孤束核ニューロン活動パターンの光学的解析(佐藤勝重)
11. 嗅球糸球体の定性的,定量的形態解析(小坂克子)
12. 大脳皮質の局所神経回路(金子武嗣)
IV. 脳機能の発現
13. 分子から時へ:生体リズムの発振機構(岡村 均)
14. 歩行リズム生成・制御の基本神経機構の構築と作動様式(松山清治)
15. 小脳における上肢随意運動の学習機構の解明(北澤 茂)
V. 神経疾患と遺伝子
16. 神経系でのアポE産生細胞の同定とその制御(内原俊記)
17. GAPDHの神経変性疾患における機能(澤 明)
18. アンジェルマン症候群の発症機序の解明(木住野達也)
目次
序章 脳研究の波頭―機能分子から神経疾患まで
1 神経発生と分化
2 神経細胞の化学信号伝達
3 神経回路の構造と機能
4 脳機能の発現
5 神経疾患と遺伝子
著者等紹介
伊藤正男[イトウマサオ]
ブレインサイエンス振興財団理事長、理化学研究所・脳科学総合研究センター所長
川合述史[カワイノブフミ]
ブレインサイエンス振興財団常務理事、自治医科大学教授・生理学
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