内容説明
「誰のため」「誰のせい」を超えて、医療を出来事から問い直す。〈エビデンス〉〈ガイドライン〉〈共感〉だけでは足りない。〈体験知〉を活かす時代へ!
目次
第1章 出来事中心の医療の考え方と総論的技法(本書の目的と主要概念;臨床医にとっての「体験を知る技術」とは何か?;分析的理解と物語的理解 ほか)
第2章 出来事中心の医療の実践―健康問題別各論(糖尿病;慢性閉塞性肺疾患(COPD)
終末期がん ほか)
第3章 出来事に向かう臨床の技法―実践ツール集(「患者に向かう」から「出来事に向かう」への転換;出来事中心の医療に基づいた対患者コミュニケーション実践例;カルテ記載における出来事の記述法―三軸記録による意識変革)
著者等紹介
尾藤誠司[ビトウセイジ]
医療法人財団慈生会 野村病院 総合診療推進特任副院長。1965年、愛知県生まれ。実家は病院ではなく美容院。1990年、岐阜大学卒業。国立長崎中央病院(現 国立病院機構長崎医療センター)、国立佐渡療養所、UCLA School of Public Health、国立病院機構東京医療センターなどを経て現職。ガレージパンクバンド「ハロペリドールズ」のVo&G。自称プライマリ・ケアの権化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こばまり
32
治し支える医療を提供する上で求められる医師の役割、振る舞いとは。本書に書かれたキーワードだけでも気に留める医療者が増えたらと思う。読んでいて希望が持てるし明るい気持ちになれるのは何故かと思い巡らせたところ、否定の言葉がないことに気付いた次第。2026/08/25
ソーシャ
5
ナラティブの視点を取り入れて患者の体験(出来事)を重視した臨床を行うにはどうすればいいかを、具体的な疾患の例を挙げながら真摯に論じた一冊。EBMやガイドラインでは触れられない、人間の不合理な部分を扱うときのポイントがわかりやすく解説されていて、どの分野が専門でも自分の臨床経験に引きつけて読める本ではないでしょうか。ある程度の経験を積んで基本的なところが身についたところで読むほうが得られるものは多い気がします。2026/09/07




