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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
10
受刑者の再犯率が高い今、受刑者に責を求めるのではなく、彼らが犯罪に走る構造、再犯に至る構造を解き明かし、その予防、阻止のために本人から話を聞こうというもの。その中でやはりキーワードになるのは、人との繋がり。繋がりとは相談できること。相談するためには自分をわかってもらう必要があり、話す必要があり、許される必要がある。恵まれない環境に生まれ育ち、人との関係が欠如していたためそれを学ぶことのなかった彼らに与え学ばせるとなる。まあ、そう話はうまくいかないが、ケアや人間関係を考えるうえで意味ある一冊。2026/05/27
きゅー
6
刑務所で行われた当事者研究の記録。今回当事者研究を行った受刑者Aは、現在40第半ばだが人生の大半を刑務所で過ごしている。彼が当事者研究によってどのように変わったか/変わらなかったのか私たちは記録をたどる。ここで重要なのは、当事者研究によって刑務官の受刑者への態度が、断定的なものから、相手のことを受容するように変化していったことだろう。オープンダイアローグの手法のリフレクティングも取り入れたということで、その場にいる者だけではなく、当事者研究に関わらなかった刑務官の態度も変わっていったという記述もある。2026/07/21
モルテン
6
浦河べてるの会の当事者研究を初めて知った十数年前、これはすごいと興奮しながら一方ではこうも思っていた。本当に難しい人に通じるのだろうか、と。私の思う「難しい人」に極めて近い方の当事者研究をやってみたのが本書である。「はじめに」で既に、私がずっと感じていたことが書いてあった。「つながりを希求する形として「犯罪(社会化)」があり、別の人は「こころの病(非社会化)」がある。」あとがきのあとを読むと、AさんよりBさんやCさんの方が、私の思う「難しい人」に近いのではないかと思った。また、あとがきのあとの最後に書いて2026/07/15
uchiyama
3
「あとがきのあと」を読んで、ただただ唖然。この本の中ではほぼ寡黙な存在感を示すのみに思えたのに、最後の最後に書かれた言葉…。受刑者から「私たちに示唆される本当のテーマ」とは何か。それは、刑務所という管理施設が彼らを更生させるために行う「建前上のセレモニー」を「終わらせるための手がかり」を受刑者から「学び、それを社会実装すること、これである」と。この過激な爆弾。ぶっ飛びました。それと、「急に具合が〜」を観たところなんで、支援者側の専門性とのせめぎ合いにソフィのこと思い返し、その矜持も分かるだけになぁ、とも。2026/07/03
takao
2
ふむ2026/05/15
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