感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
15
新米看護師が、精神疾患の患者さんとの関わりで悩むたび、先輩ケアラーさんがその都度考え方や、対応の仕方を教える、というもの。患者さんは十人十色で同じやり方は使えないし、その度に心が痛む様子が伝わってくる。やはり、こういう現場のスタッフさんは生半可な気持ちでできないし、心も消耗するなーと、大変な仕事だと思う。大変尊敬する。2023/07/28
ノコンギク
5
図書館で借りてざっと読んで返したのが気がかりで,借りなおし。看護師ではないので看護師って技術以外に看護理論ってのがあるのを知って,すごいな~!と感銘を受けた。理論を知ることから実践で患者を理解し,人生を支援することにもつながる。読みやすいだけでなく奥が深い本です。2024/02/02
ゆう
1
メンターから実際に教わるように読める。 「人生にどんな意味があるかないか、そういった相手の人生の意味づけを他人がしてはいけない。看護は、病気や苦悩に意味をみつけるのを援助する仕事」【紀伊国屋書店にて】2023/07/31
ᚹγअәc0̸א
1
・Bennerのラダー理論(看護師が技能を習得する5段階)は、他職種にも通例しそうな感があり有難い。全般に科学性・妥当性評価をある程度重視するスタンスがいかにも看護的。 ・阿保順子の保護膜モデルは本書内容から作画者のyc本に導入されたのかなという印象。「精神を病んでいない人の精神構造モデル」には、ほんとにそう?という若干の違和感もあるが。 ・精神疾患を銘打ってるが、良性の統合失調症エピソード+αくらいなのは少し物足りない。ヘビーな困難事例を入れ込むと看護のカバレッジを超えそうなので筋を収める都合と拝察。