感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マキロン
2
同じ科で働くスタッフとして読んだ。資格は違っても患者さんやスタッフに対する態度は基本一緒だと再確認。患者さんへの虐待のニュースが近年多いが、自分がされたら嫌なことは相手にも行わないのは基本。2023/07/16
バーニング
1
読みやすいので一気に読んだが、普段考えたり同僚に話したりしていることが言語化されていたのでトレーニングをする際にもかなり使い勝手がよさそう。本書で記述されているのは精神科病棟の話ではあるが、自分のような病院の外で精神障害者を支援する福祉職にもオススメ。2021/12/25
yasuko
0
新人をターゲットにした本。新しい部署に行って一番参考になるのが、新人さんが何を教わっているかだと感じてるので、なるほどと読めた。2023/07/13
ちー
0
タイトルに「看護」か「入院病棟」と言葉を入れてほしかった。雑誌【精神看護】での著者による連載を総集したような内容か。精神科での一日の勤務の流れや精神科の患者さんとのおおまかな関わりについて、技術的なことと心持ちとコツの3点に印を分けて紹介している。 大切なのは人として尊重すること、目の前の人から教わろうとする態度であり、次いで理論と照らし合わせながら理解していくこと。そしてケアする人のセルフケアも忘れずに。2021/12/12
なおやん
0
やさしい語り口で、頭の中にスッと入ってくる印象でした。ふだん活字を読まない人でも、読みやすいと思います。本書は、精神科入職してからの一年間を想定して書いたようですが、何年目だろうと大事なことが連続していると感じました。全体として、患者さんの主体性を大切にし、倫理観を失わないようにする気持ちが伝わってきました。閉鎖病棟や抑制を普通と思わないでほしい、違和感を大事にしてほしい、効率重視で主食と副食を混ぜない。自分を労ってほしい。日々の振り返りを大事にする。これから先、ずっと大事にしたいバイブルだと感じました。2021/12/10