出版社内容情報
精神科の後期研修医や若手医師が外来診療で疑問に思ったり頭を悩ませたりしていることなどを中心に、Q&A形式で解説する入門書。基本的な心構えから診察・向精神薬、各疾患に対する薬物・非薬物療法まで幅広く取り上げる。セリフやモノの言い方、診療態度などが重要になるケースは症例を提示、また薬の増量・減量や変更などについては可能な限り数字を例示するなど、できるだけ具体的な状況がイメージできる内容にまとめている
宮内 倫也[ミヤウチ トモヤ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんさん
2
精神科のDrが2週間後に次回の受診をするのは、売上をあげるためと思ってたけど、違うんですね。1週間ではあまり変わった感じがせず、2週間だと、ある程度の変化が見えることもある。状態が良くなって3~4週間後にする時も、決定権を患者に委ねるという。精神療法は”あわい”といったり、うつ病の人が休養から行動へ移る際、”キーを回す”と比喩したり、言葉を大切にする必要性を感じた。2022/04/09
Kobajun
2
タイトル通り若手精神科医や精神科に関わる医療者を対象とした書籍。したがって、一般向けなレビューは差し控えるが、この分野に興味を抱く医師以外の医療関係者にとっても内容が解りやすく、各精神疾患への理解が深まった。また、参考になる書籍等も色々紹介されているので、時間を見つけて更に勉強したい。2019/07/22