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出版社内容情報
オピオイドを拒否する患者さんには,その理由を尋ねてみる。終末期の患者さんの,つじつまの合わない言葉に付き合う。現実とかけ離れた希望も,否定せず大切にする。そんな1つひとつのケアが,患者さんと家族の大きな助けになる。日常のケアを裏付けるエビデンスから「今,できる緩和ケア」を考える本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OHモリ
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●看護師を対象にした緩和ケアの本だけど医師としても読み応え十分でお勧め。半年前に購入したのだけど読み終わるのがもったいなくて何度も中座して読み返しました。が、今回緩和ケアについてのお話をする機会もあって準備のためについに読了としました。 ●緩和ケアにエビデンスって馴染まない?っていう気がしていたけど、日ごろやっていることや思っていることに確信が得られるし(ま、逆もあるかもしれないけど)、基本ナラティブの世界なんだけど当然エビデンス必要だよねって再確認できて面白く、読み終わったら付箋だらけになっていました。2017/01/26
totoroemon
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スタッフのことも考えて書かれている。参考にできることがいくつもありました。2016/03/21
赤
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本書で描かれている、患者の抱くgood deathのイメージや望まれる告知の仕方は、まさにキューブーラロスが『死ぬ瞬間』で描いてきた人の姿そのものだった。『死ぬ瞬間』は今や50年前の著作であり、質的な研究によって得られた知見だったので、その内容がより実証的な量的研究によって支持され、現代にも妥当する事柄だということを確認できたのは有益だった。海外と日本における文化差もしっかり考慮されており、日本では短期回想法は受け入れられやすいが、dignity therapyは受け入れられにくいというのは、興味深い。2022/06/17
とむ
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看護師に向けた本ではあるが、きちんとエビデンスに基づいて記載されており、勉強になった。難しいことを分かりやすく伝えることは大切。2021/01/27