出版社内容情報
日常の呼吸器臨床の場において,疾患の診断や鑑別,薬剤の選択,または患者からの訴えへの対応といった様々な岐路に遭遇した場合,ベテラン医師,あるいは優秀な医師などはどういう思考回路で考えて自分なりの選択をし診療していくか,その頭のなかを解き明かしていく.エビデンスに基づいた記載が基本となるが,意見が分かれる終末期医療などの微妙なゾーンについても知識やデータを示していく.
目次
第1章 徴候・身体所見(呼吸困難感を指導医に伝えるためには?;呼吸困難感を和らげる薬剤を求められた! ほか)
第2章 閉塞性肺疾患(救急搬送された患者にwheezesを聴取。喘息発作?COPD急性増悪?;喫煙は寿命を短くするか? ほか)
第3章 間質性肺疾患(間質性肺疾患の急性期と慢性期を分けて考える!;特発性肺線維症の治療は? ほか)
第4章 肺がん(間質性肺疾患を合併した肺腺がんの治療は?;肺がんが確定した後に禁煙しても無駄? ほか)
第5章 その他の分かれ道(気管支鏡後の気胸に対して胸腔ドレナージは必要か?;胸水は全部抜く? ほか)
著者等紹介
倉原優[クラハラユウ]
国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科医師。2006年滋賀医科大学卒業。洛和会音羽病院での初期研修を修了後、2008年より現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本感染症学会感染症専門医、インフェクションコントロールドクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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