質的研究のピットフォール―陥らないために/抜け出るために

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  • サイズ A5判/ページ数 119p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260018470
  • NDC分類 492.9
  • Cコード C3047

出版社内容情報

数多くの質的研究を行い、論文指導の経験も豊富な著者の目の前で大学院生が落ちた、著者自身もろともに落ちた、質的研究における“ピットフォール(落とし穴)”の数々を読み物風に紹介。質的研究を始める人がそうした陥穽に陥らないために、すでに行き詰まりを感じている人がそこから抜け出すために、実践的にアドバイス! 著者の経験に基づいた、心に沁み入るアドバイスで、前向きに研究に取り組むエネルギーもup!

内容説明

豊富な研究実践と研究指導の経験から、心に沁み入るアドバイス!質的研究における“ピットフォール”の数々を紹介。

目次

1 テーマを決めるのがむずかしい
2 研究計画を立てるのがむずかしい
3 むずかしくないMixed Method
4 データ収集がむずかしい
5 分析がむずかしい
6 論文を書くのがむずかしい

著者等紹介

萱間真美[カヤママミ]
1986年聖路加看護大学、1991年同大学院修士課程修了、1997年英国ニューカッスル大学客員フェロー、1998年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。東京都精神医学総合研究所研究員、東京大学大学院助教授をへて2004年4月より現職。質的研究方法を用いて児童虐待、精神科訪問ケアの技術や効果、家族によるALS患者の介護、コーチングの効果、犯罪被害者へのケア、女性外科医師の働く環境、博士課程のメンタリングなどのテーマに取り組んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

宵子

1
質的研究でやり方に困ったときに読む本。主な対象は看護及び臨床系であるが、それ以外でも対応可。薄手の本で可愛らしい絵付きであるが、しばしば耳が痛いコメントがある。例:無理なスケジュールを立てない、取ったデータを無駄にしない、対象を拡げすぎないなど。あと一部のお方に、「指導者と研究する人が、カプセルに入ってしまって、他者の介入を拒否するような状況は作らないようにしよう」を見せつけてやりたい。ただ読んでいて救われたのは、誰でももどっていいとのことだ。2014/05/22

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