出版社内容情報
単純X線写真は,CT・MRIなど高度先端モダリティ隆盛の時代にあってなお,日常診療ではその簡便性や経済性などの点で利用価値は高く,すべての医師にとって必須の技術となっている.しかし,その技術習得はやさしいものではない.本書はそうした医療現場のニーズを踏まえ,単純X線診断の基本的な知識や使い方をわかりやすく解説している.頭部から骨軟部組織まで,豊富な画像を示して,エキスパートが読影のコツを伝授.
内容説明
日常臨床でもっとも身近な画像検査「単純X線写真」のわかっているようで意外とわかっていなかった活用法をエキスパートが伝授。豊富な画像をもとに読影のポイントを丁寧に解説。
目次
1 総論(CR(computed radiography)画像―CR画像を活用するための基礎知識)
2 頭部・頭頚部(頭蓋骨―スカウトビューでの観察;側頭骨―CT・MRI時代における単純X線写真の意義 ほか)
3 胸部(胸部単純X線撮影―正常解剖と読影のコツ;無気肺―肺葉性無気肺を中心に ほか)
4 腹部(腹部単純X線撮影―これだけは知っておきたい腹部単純X線正常像;腸閉塞―部位と原因、血行障害の有無を見きわめる ほか)
5 骨軟部組織(脊椎の正常解剖―脊椎単純X線撮影の読影のために;脊椎外傷―好発所見を覚えましょう ほか)
著者等紹介
黒崎喜久[クロサキヨシヒサ]
健貢会総合東京病院放射線科・部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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