出版社内容情報
医療現場がわからない法律家、何が「適法」で何が「違法」かがわからない医療者。すれ違う両者に、医師であり弁護士である著者らは、医療の現場に即した「医療法学」を提案し、相互理解を促している。訴訟に萎縮することなく医療を提供し続けるために、全医療者が知っておくべき法知識をまとめた入門書。
内容説明
医事訴訟件数793件(平成22年)。訴訟が身近になった現在、最低限必要な法知識を収載。何が違法で、何が適法なのかわからない。医師であり、弁護士である著者らが豊富な事例をもとにわかりやすく解説。自信をもって医療を提供するために、全医療者必読の一冊。
目次
第1章 なぜ医療法学なのか
第2章 医師法、コメディカル法
第3章 医療法
第4章 公衆衛生に関する法規
第5章 刑事責任、行政責任
第6章 民事医療訴訟
第7章 保険診療
第8章 薬事法と医療
第9章 生命倫理と法
著者等紹介
大磯義一郎[オオイソギイチロウ]
医師・弁護士。平成11年日本医科大学医学部卒業、同年5月より日本医科大学付属病院第三内科勤務。平成16年早稲田大学大学院法務研究科入学、平成19年早稲田大学大学院法務研究科修了。同年司法試験に合格し、司法修習を終え、平成21年弁護士登録(第一東京弁護士会)。国立がんセンター知的財産管理官勤務を経て、現在、加治・木村法律事務所に勤務。平成23年4月より帝京大学医療情報システム研究センター客員准教授。平成24年4月より浜松医科大学医学部教授
加治一毅[カジカズキ]
医師・弁護士。平成14年東京大学医学部卒業。平成15年弁護士登録(第一東京弁護士会所属)。同年より平沼高明法律事務所に勤務、平成20年4月より加治法律事務所(現加治・木村法律事務所)を開設。医師としては平成15年より東京大学大学院医学系研究科人体病理学病理診断学分野に所属し、平成19年に死体解剖資格(病理解剖)取得
山田奈美恵[ヤマダナミエ]
医師。平成10年大阪市立大学医学部医学科卒業。平成19年東京大学大学院医学系研究科循環器内科学修了。大阪市立大学医学部附属病院、東京大学医学部附属病院、国立国際医療研究センター、榊原記念病院、朝日生命成人病研究所、東京大学医学部附属病院TRセンターなどを経て、現在、東京大学医学部附属病院総合研修センター特任助教。医学博士、日本循環器学会循環器専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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