感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mawaji
6
義父の診察室の書架より手に取りました。「得るものが多いか少ないか 」という考え方、たいへん参考になります。「high yieldとは健康な人であれば経験しない症状」なのですね。「パターン認識には診断のプロセスを早期の段階で停止させてしまう危険性が潜んでいる」ということですが、医学におけるAIの活用も不可欠になってきた今、ティアニー先生はどのようにお考えになるか気になるところ。「医学という大きな屋根の下に、いくつもの部屋があるようなものです。みな1つの屋根の下で働いているのです」という言葉にぐっときました。2020/08/31
ねころじ
2
真似してみたくなる本だった。優れた診断の手順が載っており、診断のプログラムがあればいいのにと思った。国試直後の私は、画像で一発とか、右下腹部痛なら急性虫垂炎といった狭い診断しかできず、それが否定されたら打つ手なしという感じだ。検査のオーダーは一回で出すのだから、一つの鑑別診断だけではだめだろう。最後のティアニー先生の言葉で、「日本の研修医は経験が足りないのに臨床に出る。日本の医療は受けたくない」みたいなことが書いてあって、すみません、と思った。精進します。2015/02/25
Hitoshi
1
第2版読み終えました。第1版を読んだ時には、驚愕ばかりでしたが、今回、読み終えて感じたことは、豊富な知識に裏付けられた鑑別診断。うろ覚えでは、診断ミスを起こしてしまいます。診断をあてることよりも、見逃さないようなしっかりした鑑別診断を掲げる事ではないでしょうか?2012/06/17
Hitoshi
0
診断のプロセス 病歴、身体観察、仮設、鑑別診断 観察 最初の数秒の観察 最初の数語 病歴、病歴、病歴 得るものが多いか、少ないか 得るものが少ない 病歴の出発点 症状をよく語る 現病歴 患者の伝記 身体診察のアート 11のカテゴリー オッカムのかみそりとヒッカムの格言 偶発腫瘍 経過観察 パールとEBM 私のトップパール 再び基本 2つの入り口 レッド・フラッグサイン 理論的思考 診断を語る 47年前のエピソード 悩ましきもの 伏兵 アルコールのせい? 稀な典型例 優先 意外な関係 身体は語る 手は口ほ 2024/10/13
Hitoshi
0
再読しました。症例ベースの勉強は、勉強になります。再読ですが、覚えていないことがたくさんありました。でも、前回読んだ時よりは、診断の検討が付くようになった気がします。なかなか鉄人にはなれません。2021/05/28
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